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10月4日

投資被害について

ニューヨークダウは430ドル安、金利上昇を警戒

米国株式市場は大幅下落
ダウ平均は430.97ドル安の33,002.38ドル、ナスダックは248.31ポイント安の13,059.46で取引を終了した。
金利上昇を警戒した売りが続き、寄り付き後下落。8月JOLT求人件数が減少予想に反して増加に転じたため強い労働市場を受けて連邦準備制度理事会が追加利上げに踏み切るとの観測が強まり、更なる売りに拍車がかかった。また、民主党議員の協力を仰ぎ11月中旬までのつなぎ予算を成立させ政府機関閉鎖回避にこぎつけたが共和党内の保守強硬派からの反発にあいマッカーシー下院議長が解任されるリスクが上昇し政局不安がさらなる売り材料になり終日軟調に推移。終盤にかけ下げ幅を拡大し終了した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円88銭で引けた

8月JOLT求人件数が減少基調を維持するとの予想に反し、7月から増加したため労働市場が底堅く、連邦準備制度理事会が追加利上げに踏み切るとの見方が強まり、長期金利上昇に伴うドル買いが加速。その後150円超え付近から当局の円安是正介入警戒感が強まったほか、実施観測も広がり円の買戻しが加速した。


ニューヨーク原油先物11月限は強含み、原油11月限終値は89.23ドル、0.41ドル高

米週間石油在庫統計の発表や、石油輸出国機構プラスの共同閣僚監視委員会を控えて調整安が一服した。共同閣僚監視委員会で生産枠の変更は勧告されず、少なくとも年末にかけて供給不足が続く見通し。

米株式市場や米国債の下げが強まっていることは戻りを抑制した。8月の米求人件数が堅調だったことから米追加利上げ観測がやや強まったが、金融政策と連動する傾向のある2年債よりも10年債や30年債などの財政懸念が反映されやすい長期から超長期ゾーンの米利回り上昇が目立っている。

ドルインデックスが昨年11月以来の高値を更新したことは、ドル建てで取引されるコモディティの圧迫要因。ただ夏場からドル高と原油高は歩調を合わせており、ド ル相場の推移はあまり意識されていない。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1841.50ドル、5.70ドル安

時間外取引では、ドル高から売り優勢となり、一時1830ドルに接近するまで下げ幅を拡大し、安値模索を継続。売り過剰感から下げ幅を縮小し、時間外取引終盤は1841ドル台で小安く推移した。日中取引では8月の米雇用動態調査求人件数が961万件となり、事前予想の883.1万件を大きく上回ったことで下げ幅を拡大したが、その後ドルの急反落を受け、戻り歩調となった。しかしドル安は短時間で終了し、再度売りが優勢となった。米10年債の利回りの上昇が続き、ニューヨークダウが大幅続落となり、金市場でリスク回避の動きが続き、マイナスサイドでの取引となった。