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10月26日

投資被害について

ニューヨークダウは105ドル安、ハイテクが重し

米国株式市場は反落
ダウ平均は105.45ドル安の33,035.93ドル、ナスダックは318.65ポイント安の12,821.23で取引を終了した。
金利が安定したため寄り付き後上昇。その後9月新築住宅販売件数が予想を上回ったため想定以上の強い成長の思惑が強まり長期金利が上昇すると警戒感から下落に転じた。金利高に加え、特に昨日引け後に発表された検索会社グーグル運営のアルファベットの決算に失望した売りも重しとなり、ナスダックが大幅下落。相場の圧力となり終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円21銭で引けた

節目付近で日本当局の円安是正介入などへの警戒感に円が下げ止まっていたが米9月新築住宅販売件が予想を上回ったほか、米5年債入札の低調な結果を受けて米国の長期金利が一段と上昇するとドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物12月限は反発、原油12月限終値は85.39ドル、1.65ドル高

イスラエル軍によるパレスチナのガザ地区への空爆が続いているなか、ネタニヤフ・イスラエル首相がガザ地区への地上侵攻の時期を決定したと述べたことから、中東情勢のさらなる緊迫化が警戒された。同首相は「作戦の時期は、戦時内閣と参謀総長の全会一致で決定された」と語ったが、詳細は明らかにされていない。

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫は増加したものの、反応は一時的だった。米製油所稼働率が85.6%まで低下し、今年の夏場の需要期が終了した後の最低水準を更新したことから、原油在庫は積み増された。石油製品需要は日量2010万2000バレルと堅調だった。

中国の全国人民代表大会常務委員会が1兆元の新規国債発行を承認したほか、地方政府が2024年の債券発行枠を前倒しで利用できる法案も可決したことから、景気回復期待が高まった。中国は世界最大の原油輸入国。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1994.90ドル、8.80ドル高

9月の米新築一戸建て住宅販売戸数は前月比12.3%増の75万9000戸となった。市場予想の68万戸を上回り、金の圧迫要因になった。ただ中東情勢の先行き懸念から押し目は買われた。イスラエルは、米国が中東に防空システムを配備できるまでパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を遅らせることに同意した。ただネタニヤフ首相は、ガザへの地上侵攻に踏み切る準備を進めていると言明した。