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1月5日

投資被害について

ニューヨークダウは10ドル高、雇用統計待ち

米国株式市場はまちまち
ダウ平均は10.15ドル高の37,440.34ドル、ナスダックは81.91ポイント安の14,510.30で取引を終了した。
予想を上回った雇用関連指標を受けてソフトランディング期待も金利高で、寄り付き後、まちまち。12月サービス業購買担当者景気指数も予想外に上方修正され、長期金利が一段と上昇するとハイテクがさらに売られ相場の重しとなった。ダウは銀行セクターが支え終日堅調に推移したが、終盤にかけ雇用統計を控えた調整などに上げ幅を縮小し終了。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円65銭で引けた

米12月ADP雇用統計が予想を上回ったほか、新規失業保険申請件数が予想以上に減少するなど労働市場の底堅さが証明されたほか、12月サービス業購買担当者景気指数改定値も予想外に上方修正され、連邦準備制度理事会の早期利下げ観測後退で長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。日銀の早期の緩和策修正の思惑後退で円の売り戻しも続いた。


ニューヨーク原油先物2月限は伸び悩み、原油2月限終値は72.19ドル、0.51ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で、石油製品の在庫が前週比で大幅に増加したことが売り手掛かり。原油在庫は前週比550万3000バレル減となった一方、ガソリンと留出油の在庫はそれぞれ1000万バレル以上増加した。製油所稼働率が93.5%まで回復し、原油消費量が増加している一方、時期的に製品需要が弱く製品在庫は積み上がりやすい。石油製品需要は日量1905万9000バレルまで減少した。前週は日量2141万5000バレルだった。

昨年12月の米ADP雇用者数が前月比16万4000人増と堅調な結果だったことは米利下げ開始観測を後退させ原油相場の重しとなった。ただ今週のドル高の動きは一服している。

イエメンのアンサール・アッラーが紅海でイスラエルが関与する船舶への妨害行為を続けていることは相場を下支えしている。イスラエルはガザ地区の武装組織ハマスだけでなく、レバノンのヒズボラやイエメンのアンサール・アッラーと衝突を強めており中東情勢の不透明感は拡大している。


ニューヨーク金先物2月限は下げ渋り、金2月限終値は2050.00ドル、7.20ドル高

12月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は16万4000人増加と市場予想の11万5000人増を上回った。また米新規失業保険申請件数は1万8000件減の20万2000件となり労働市場のひっ迫を示した。ただ米連邦準備制度理事会の利下げ見通しに変わりはなく、ドル安が再開すると金の押し目を買われた。