1月9日
投資被害について
ニューヨークダウは216ドル高、ハイテクがけん引
米国株式市場は続伸
ダウ平均は216.90ドル高の37,683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高の14,843.77で取引を終了した。
航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり寄り付き後、まちまち。携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下でナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大、さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了。
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円20銭で引けた
12月ニューヨーク連銀インフレ期待の大幅低下を受け利下げ観測が強まり、米長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。
ニューヨーク原油先物2月限は反落、原油2月限終値は70.77ドル、3.04ドル安
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが公式販売価格を大幅に引き下げたことが重し。例年1-3月期は需要が弱含む。2月のアジア向けと北米向けは前月と比較して2ドルの引き下げとなる。
イエメンのアンサール・アッラーと一部海運会社が協議し、紅海を安全に通過できるよう合意したと伝わったことも圧迫要因。シッピングウォッチが報道した。アンサール・アッラーの妨害行為を受けて、一部の石油タンカーは紅海やスエズ運河を通過する航路から南アフリカの喜望峰を経由する航路に変更している。
リビア国営石油会社が同国最大のシャララ油田の生産停止について不可抗力条項の発動を宣言したことは支援要因。抗議活動を受けて先週からこの油田の生産が妨害されており、生産停止がやや長引いている。
ニューヨーク金先物2月限は弱含み、金2月限終値は2033.50ドル、16.30ドル安
米雇用統計で労働市場の堅調が示され、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。ただ米連邦準備制度理事会の利下げ見通しに変わりはなく押し目は買われたが、マイナスサイドで引けた。