6月5日
投資被害について
今週は雇用統計の結果を受けた米国市場や為替市場の反応に週初は上下激しく動くと思われます。
非農業部門就業者数は前月比3万8000人増と、コンセンサス(16万人増)を大きく下回り、雇用減少に歯止めが掛かった2010年以降で最も少ない増加数にとどまっています。
週明け6日にはイエレンFRB議長の講演が予定されており、利上げのタイミングを見極めることになりそうだ。7月の可能性は排除できないとみられていますが、9月に先延ばしとの見方もされているなか、イエレン議長の講演が注目されます。もっとも、雇用統計が通過したとしても不安定な相場展開が続くとみられます。
その懸念の一つが欧州連合残留・離脱を問うイギリスの国民投票です。イギリスの国民投票が23日に迫るなか、今年最大のリスク要因とみられており、リスク回避の流れが続きそうであす。
来週の注目スケジュール
6月 6日(月):車名別新車販売、米労働市場情勢指数、イエレンFRB議長講演など 6月 7日(火):景気動向指数、独鉱工業生産指数、中外貨準備高など 6月 8日(水):1-3月GDP改定値、景気ウォッチャー調査、英鉱工業生産指数など 6月 9日(木):機械受注、中消費者物価指数、ドラギECB総裁講演など 6月10日(金):国内企業物価指数、米財政収支など 6月12日(日):中鉱工業生産、中小売売上高など