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6月10日

投資被害について


NY株式:ダウは19ドル安。

NYダウ 終値 :17985.19  前日比:-19.86
    始値 :17969.98  高値 :18005.22  安値 :17915.88

9日の米国株式相場は下落。ダウ平均は19.86ドル安の17985.19で取引を終了した。アジア・欧州株が概ね全面安となり売りが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より減少し雇用情勢への懸念が後退したものの、原油相場の下落が重しとなり軟調推移となったが、引けにかけて下げ幅を縮小した。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円39銭へ下落後、107円18銭まで上昇し107円12銭で引けた。6月の米連邦公開市場委員会で利上げが見送られるとの観測を織り込むドル売りが優勢となった。ドラギECB総裁がユーロ圏各国の改革が先送りされた場合、経済に恒久的な打撃を与えると警告したことがリスク回避の円買いを促した。しかし、米先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少したことや、米4月卸売在庫が予想を上回ったためドルは下げ止まった。

ニューヨーク原油は反落で50.56ドル、対ユーロでのドル高きっかけに利食い売り広がる(NYMEX原油7月限終値:50.56↓0.67)。50.23ドルを安値に、いったん50.87ドルまで上昇した。前日51ドル台に乗せ、9日の時間外取引では一時51.67ドルまで上昇していたが、欧州市場序盤辺りからのユーロ安・ドル高の進行をきっかけに、利益確定の売りが強まったもよう。

ニューヨーク金は続伸(COMEX金8月限終値:1272.70↑10.40)。1260.00ドルから1274.40ドルまで上昇した。英国のEU離脱の是非を問う国民投票への懸念から欧州株安となり、NY原油先物の反落もあって米株が下落スタートしていることで、安全資産としての金の買いが強まったもよう。