SNS投資詐欺、拠点のビル一斉捜索で8人逮捕 被害総額10億円、80人関与か(大阪)
107人逮捕のSNS投資詐欺組織 供述で浮かぶ「ホワイト」な実態
令和6年11月21日
引用 朝日新聞デジタル
SNS上で「投資の講師」になりすまし、現金をだまし取る。こんな手口の大規模詐欺事件で大阪府警は7月以降、計107人を逮捕した。取材を重ねると、首都圏で相次ぐ「闇バイト」による凶悪事件とは対照的な、システマチックながらもどこか緩やかに映る犯罪組織の姿が浮かび上がってきた。
「生活がキラキラしていると憧れる」
「不安をあおり『対策しないと』と思わせる」
勧誘相手の関心を引くためのポイントだ。府警が一斉摘発した組織の拠点で見つかった「営業指針」に記されていた。
「1カ月目で100万円達成が7人。一緒に頑張っていきましょう」
こんな営業トーク例も、押収品の約2600台のスマートフォンの大半に保存されていた。
府警は7~10月、インスタグラムやLINE上で「投資の講師」になりすまし、情報商材を売る名目で客から現金をだまし取ったとする詐欺容疑などで107人を逮捕、5人を公開手配した。
「闇バイト? 捜査中だが、違うと思う」
捜査幹部がこう語る大組織は、どのように運営されていたのか――。
1人で数十台のスマホ 採用に「面接」
府警によると、107人の大半は、組織のメンバーから「スマホを使うだけの仕事」「頑張った分だけ稼げる」などと勧誘された若者たちだ。地元の友人や居酒屋などで打ち解けた知人といったつながりから広がり、履歴書や身分証明書の提出を求められない簡単な「面接」を経て採用されたという。
若者たちは大阪市内などのオフィスビルの部屋に集まり、1人数十台のスマホを代わる代わる操作する「打ち子」をしていたという。
「高級ブランドのバッグや時計の写真を投稿する女性名のインスタを複数使い分け、不特定多数に『投資に興味はありませんか』と送り続けた」
逮捕後に釈放された打ち子の一人は、記者の取材にこう説明した。
好感触の相手には「続きはLINEでやりとりを」と誘い、交渉担当の別の打ち子に引き継ぐ作業フローだ。「グレーな仕事と思っていたが、詐欺とは思わなかった。職場の雰囲気は明るかった」と振り返った。
「7万~8万円のフレンチ」「無料の北海道旅行」
打ち子らは「キング」や「エース」と名付けられた複数のチームに分かれ、それぞれの「リーダー」が現場で指導や売り上げ管理を担当。その上位の「統括リーダー」「幹部」と呼ばれる数人が打ち子の面接や報酬管理を担っていたという。
首都圏を中心に、「闇バイト」としてSNS経由で勧誘された若者らが実行役となる強盗や特殊詐欺が相次ぐ。「指示役らに住所や家族の情報を握られて脅され、逆らえなかった」などと供述する容疑者が後を絶たないが、府警の捜査幹部は「これまでの捜査でそうした情報は得ていない」と話す。
むしろ、際立っているのが懐柔による「ホワイト」な組織運営だ。
「心斎橋(大阪)の1人7万~8万円のフレンチに連れて行ってくれた」
「売り上げ目標を達成し、北海道旅行に。飛行機も食事も全部タダ」
捜査関係者によると、リーダー格より下位の容疑者らが取り調べで明かしたのは、「上司」からのもてなしのエピソードだった。一流ホテルを貸し切りにした豪華な宴会も開かれていたという。
打ち子の報酬は完全歩合制で、リーダーは月60万~70万円ほど。捜査幹部は「『頑張り次第』で200万円ほどに達することもあったようだ」と話す。
上層部は、会社さながらに定期的に会議を開き、収益を上げる方策を話し合っていたとされる。拠点のホワイトボードには、各メンバーの成績順位などが書かれていたという。府警は、現場のモチベーションを高めながら詐取金を増やそうとしていたとみている。
「最高幹部」の会社を記者が訪れると…
組織は各メンバーの役割分担が明確なピラミッド型で、7月の一斉摘発後はA(逮捕者91人)と、分派したB(同16人)の2グループの存在が明らかになった。その後の捜査で、さらに別の複数のグループと、B以外のグループ全体を束ねる最高幹部の存在も浮上した。
府警によると、大阪市中央区のウェブ関連会社経営、池宮容疑者(29)だ。一斉摘発翌日に東南アジアに渡航し、府警は9月に公開手配した。
法人登記やホームページによると、池宮容疑者の住所は同市中央区のタワーマンション。会社は2017年設立で、従業員は23年1月時点で約250人。ただ、記者が10月に訪れると、オフィスのガラス扉は施錠され、電気も消えていた。後日再訪しても、同じ様子だった。
事件の被害者は全国に少なくとも約200人、被害総額は計約9億5千万円にのぼるとされる。逮捕者のうち11月中旬までに計41人が詐欺罪で起訴され、府警は公開手配している5人の身柄確保を急いでいる。捜査幹部は「全容解明は道半ばだ」と語った。
「親族に出頭しなさいと言われた」SNS型投資詐欺グループ“現場リーダー”の男を逮捕 海外逃亡で公開手配
令和6年10月16日
引用 MBS毎日放送
100人以上が逮捕されたSNS型投資詐欺事件で、海外に逃亡し公開手配されていた現場リーダーの男が逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、SNS型投資詐欺グループの現場リーダー・澤野容疑者(23)です。今年6月から7月にかけ、SNSでウソの投資話を持ちかけ、金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。
15日、フィリピンから関西空港に帰国したところを逮捕された澤野容疑者は、取り調べに対し、「親族に出頭しなさいと言われた。詐欺になるとは思いませんでした」などと容疑を一部否認しているということです。
一連の事件をめぐっては、グループの首謀者・池宮容疑者(29)、松井容疑者(27)、澤野容疑者(27)、東容疑者(25)がいまだ海外に逃げていて、警察が行方を追っています。
SNS使った投資詐欺、公開手配の男を逮捕 親族に出頭促され逃亡先から帰国 大阪府警
令和6年10月16日
引用 産経新聞
交流サイト(SNS)を通じて、投資名目で現金をだまし取る詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は16日までに、詐欺未遂容疑で公開手配していた、無職、沢野容疑者(23)=住所不定=を逮捕した。府警によると、「詐欺とは思っていなかった」と否認している。グループ幹部とみられ、逮捕者は計107人となった。
逮捕容疑は、共謀して6~7月、SNSで知り合った20代男性から投資商材の代金などとして現金をだまし取ろうとしたとしている。
府警は9月26日に公開手配。フィリピンに出国していたが、親族に出頭を促され、帰国したところを逮捕された。
SNS投資詐欺、新たに2人逮捕 逮捕者計105人に 大阪府警
令和6年9月25日
引用 毎日新聞
SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は25日、奈良県大和郡山市の無職、吉田(25)、住居不定・自称会社経営の井上(31)両容疑者を詐欺の疑いで逮捕したと明らかにした。府警は2人の認否を明らかにしていない。事件の逮捕者は計105人となった。
府警は7月、大阪市内に拠点を置く二つのグループを摘発していた。府警特殊詐欺捜査課によると、吉田容疑者は一つのグループで、被害者をだますためにメッセージを送る「打ち子」を集める役割を担当。井上容疑者はもう一方のグループで、メンバーに報酬を支払う役目だったとみられる。
いずれのグループもSNSで被害者を投資に勧誘。運用益が上がる商材があるとうそを言い、購入費名目で現金をだまし取っていた。それぞれの逮捕容疑は吉田容疑者が5~6月に計約140万円を、井上容疑者は2~3月に約90万円を詐取したとしている。
SNS投資詐欺、新たに2人逮捕 上層部か 逮捕者計103人に
令和6年9月24日
引用 毎日新聞
SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は24日、大阪市中央区の自称飲食店経営、上林(29)と、住居不定・無職、麻野(28)両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。府警は2人の認否を明らかにしていない。
府警は7月、大阪市に拠点を置く二つの投資詐欺グループを摘発した。上林容疑者は一つのグループのトップで、麻野容疑者は詐取金などを管理する統括役とみられるという。
特殊詐欺捜査課によると、これまでの捜査で、二つ以外にも複数のグループが同様手口の詐欺をしていた疑いが判明。上林容疑者の上位に首謀者がいるとみて調べる。
2人の逮捕容疑は5~6月、30代女性にSNSで投資を勧誘。ほぼ確実に運用益が増やせる商材があるとうそを言い、購入費名目で計約140万円を詐取したとしている。
一連の事件の逮捕者は計103人になった。
グループリーダーを逮捕 SNS型投資詐欺―大阪府警
令和6年9月24日
引用 時事ドットコム
SNS型投資詐欺を行っていた2グループの拠点が摘発された事件で、大阪府警特殊詐欺捜査課は24日、詐欺容疑で、片方のグループのリーダー上林容疑者(29)=大阪市中央区高津=ら2人を逮捕した。2グループの逮捕者は計103人となった。
また、同課の調べで、2グループ以外にも複数のグループがあることが判明。上林容疑者ら各グループのリーダーを束ねる人物がいることも明らかになった。これまでに押収したスマートフォンとパソコンの分析や、逮捕した容疑者の供述などから割り出したという。同課はこの人物の行方を追うとともに、グループの実態解明を進める。
上林容疑者の逮捕容疑は5~6月、為替相場の上げ下げを予想して投資する「バイナリーオプション」の取引に関する指導料名目で、30代女性から計約140万円を詐取した疑い。
SNS型投資詐欺事件で新たに4人逮捕 逮捕者は101人に
令和6年9月9日
引用 NHK
SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったなどとして大阪に拠点を置く2つのグループの97人が逮捕された事件で、警察は1つのグループのリーダー格とみられる容疑者4人を新たに詐欺の疑いで逮捕しました。 この事件の逮捕者はこれであわせて100人を超えました。
逮捕されたのは、▽大阪・西区の職業不詳、鈴木容疑者(26)と▽大阪・箕面市の無職、大津容疑者(25)らあわせて4人です。
警察によりますと、ことし5月から6月にかけて、SNSを通じて30代の女性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金およそ140万円をだまし取ったなどとして詐欺の疑いが持たれています。
この事件では、大阪・中央区と西区のビルに拠点を置いていた2つのグループの男女97人が逮捕されていて、逮捕者はこれであわせて101人となりました。
4人はいずれも1つのグループのリーダー格とみられるということです。
2つのグループは為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、1つのグループの一部のメンバーが独立し、もう1つのグループを立ち上げたとみられています。
いずれも▽被害者とメッセージのやりとりを行う「打ち子」やだまし取った金の管理、それにクレーム・返金の対応など役割を分担していたほか、▽勤務時間は正午から午後9時まで、▽給料は歩合制と定めるなど、会社のような組織だったとみられるということです。
警察は被害額はあわせて10億円を超える疑いがあるとみて調べています。
容疑者の認否については明らかにしていません。
SNS投資詐欺、逮捕者100人超に リーダー格4人を新たに逮捕
令和6年9月9日
引用 毎日新聞
SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は9日、大阪市西区の自称個人事業主、鈴木容疑者(26)らリーダー格の男性4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。事件の逮捕者は100人を超え、計101人になった。
ほかに逮捕されたのは、京都市西京区の訪問販売業、信楽(22)▽京都市上京区の大学生、冨板(22)▽大阪府箕面市の無職、大津(25)――の各容疑者。府警は4人の認否を明らかにしていない。
府警特殊詐欺捜査課によると、グループは大阪市や京都市を拠点とし、SNSで投資への勧誘をしていたとされる。4人はメッセージを送る「打ち子」らの取りまとめ役だったとみられる。
大津容疑者の逮捕容疑は2~7月、為替相場の変動を予測する「バイナリーオプション」でほぼ確実に利益が出せる商材があるとうそを言い、30代の男性から現金40万円を詐取したとしている。残る3人は5~6月、同様の手口で30代の女性から現金約140万円をだまし取ったとされる。
SNS型投資詐欺事件 2グループの32人を再逮捕 大阪府警
令和6年9月4日
引用 NHK
SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったなどとして大阪に拠点を置く2つのグループの97人が逮捕された事件で、警察はこのうち32人について、別の被害者からも同じ手口でおよそ30万円をだまし取ったなどとして詐欺の疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは、▽大阪・西区の会社役員、山田容疑者(44)や▽大阪・中央区の無職、中尾容疑者(26)ら男女あわせて32人です。
警察によりますと、ことし6月から7月にかけて、SNSを通じて20代の男性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金およそ30万円をだまし取ったなどとして詐欺の疑いが持たれています。
警察はことし7月、大阪・中央区と西区のビルに拠点を置く2つのグループについて一斉摘発を行い、これまでに山田容疑者らを含む97人を別の被害者に対する詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕していました。
2つのグループは為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、いずれも▽勤務時間は正午から午後9時まで、▽給料は歩合制と定めるなど、会社のような組織だったとみられるということです。
警察は被害額はあわせて10億円前後に上るとみて調べています。
A
再逮捕された32人の認否については明らかにしていません。
スマホに定型文章、研修会も…一斉摘発のSNS型投資詐欺、32人を再逮捕
令和6年9月4日
引用 産経新聞
2つの詐欺グループの拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、大阪府警は4日、詐欺の疑いで、1つのグループの主犯格とみられる会社役員、山田容疑者(44)=大阪市西区=を含め、両グループで20~45歳の男女計32人を再逮捕したと発表した。
32人の再逮捕容疑は共謀し、2~7月、東京都や大阪府に住む20~30代の男女にSNSを通じてバイナリーオプション(BO)の投資を持ち掛け、情報商材名目で30万~320万円をだまし取ったとしている。
府警によると、グループはスマートフォンのメモアプリに、被害者に利益が出ると信じ込ませ、商材購入へ誘導するための定型文章などを保存。研修会を開いたり、ホワイトボード上でメンバーの売り上げを競わせたりしていたという。
事件を巡り府警は7月、大阪市内の4つのビルを一斉捜索。これまでに詐欺容疑などで男女計97人を逮捕した。山田容疑者と同じグループのリーダー格とみられる中村容疑者(41)を公開手配し、行方を追っている。
SNS型投資詐欺事件で新たに1人逮捕 逮捕者は97人に
令和6年8月27日
引用 NHK
SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったなどとして大阪に拠点を置く2つのグループの96人が逮捕された事件で、警察は1つのグループのリーダー格とみられる20代の容疑者を新たに詐欺未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、大阪・西区の無職、大宮容疑者(23)です。
警察によりますと、ことし6月から7月にかけて、SNSを通じて20代の会社員の男性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金110万円余りをだまし取ろうとしたとして詐欺未遂の疑いが持たれています。
この事件では、大阪・中央区と西区のビルに拠点を置いていた2つのグループの男女あわせて96人がこれまでに詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕されていて、逮捕者はこれで97人となりました。
警察によりますと、大宮容疑者は1つのグループのリーダー格とみられ、中央区の拠点で金の管理や新人教育などを担当していたほか、京都市内にあった別の拠点にも出入りしていた疑いがあるということです。
2つのグループは為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、警察は被害額はあわせて10億円前後に上るとみて調べています。
容疑者の認否については明らかにしていません。
SNS投資詐欺グループ摘発 詐欺未遂容疑で1人逮捕 計97人に
令和6年8月27日
引用 毎日新聞
SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は27日、大阪市西区の無職、大宮容疑者(23)を詐欺未遂容疑で逮捕した。事件の逮捕者は計97人となった。
府警特殊詐欺捜査課によると、グループはSNSでメッセージを送る「打ち子」らが複数の班を作って被害者をだましていたとされる。大宮容疑者はグループ内で最大となる40人規模の班を取りまとめていたとみられ、打ち子の教育や詐取金の管理を担当していたという。府警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は6~7月、為替相場の変動を予測する「バイナリーオプション」への投資で確実に利益を上げられる商材があるとうそを言い、新潟県の20代男性から現金117万円をだまし取ろうとしたとしている。
SNS型投資詐欺事件で新たに2人逮捕「打ち子」のまとめ役 逮捕者は計96人に
令和6年8月20日
引用 産経新聞
2つのグループの拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、大阪府警は20日、詐欺未遂容疑で、1つのグループで「打ち子」を統括していた韓国籍の金(キム)(27)=大阪市中央区=と中尾(26)=同区=両容疑者を逮捕したと発表した。一連の事件の逮捕者は計96人となった。
2人の逮捕容疑は共謀して5~7月、SNSを通じて20代の男性会社員に対し、バイナリーオプション(BO)取引に絡む投資を持ち掛け、商材販売名目で金容疑者が36万7千円、中尾容疑者が11万円をだまし取ろうとしたとしている。
府警によると、グループは大阪市内のビルのフロアや部屋ごとに班を編成。2人は異なる班のリーダー格として打ち子を管理していたという。
事件を巡って、府警は7月、2つのグループの拠点だった大阪市内の4つのビルを一斉に家宅捜索。少なくとも150人から投資名目で9億5千万円を詐取していたとして実態解明を進めるとともに、他に逃走しているメンバーがいるとみて捜査している。
SNS型投資詐欺で新たに拠点のリーダーら2人逮捕、逮捕者は計96人に 被害総額約10億円
令和6年8月20日
引用 読売テレビ
大阪市内を拠点とするSNS型投資詐欺グループのメンバー90人以上が逮捕された事件で、大阪府警は20日、詐欺グループの拠点のリーダーとみられる男2人を詐欺未遂の疑いで新たに逮捕したと発表しました。これで、一連の事件を巡る逮捕者は96人となり、被害総額は約10億円とみられています。
詐欺未遂の疑いで新たに逮捕されたのは、いずれも大阪市中央区に住む、無職の中尾容疑者(26)と職業不詳で韓国籍の金(キム)容疑者(27)の2人です。
警察によりますと、2人は2024年5月から7月の間、それぞれ別の20代の男性にSNS上でウソの投資を勧め、現金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
2人は詐欺グループの大阪市内にある複数の拠点で、それぞれリーダーをしていたとみられています。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
この事件では逮捕者96人のうち、関与の度合いなどから55人はすでに釈放され、警察は任意で調べを続けています。
90人超逮捕のSNS型投資詐欺、公開手配の2人が出頭「もう逃げられない」…金庫番や統括役の主犯格か
令和6年8月18日
引用 読売新聞
二つのSNS型投資詐欺グループが摘発され約90人が逮捕された事件で、大阪府警は18日、詐欺容疑で公開手配していた住所、職業不詳の男(30)、大阪市西区、無職の男(29)の両容疑者を逮捕した。いずれも片方のグループの主犯格とみられ、事件の逮捕者は計94人となった。
発表では、2人は他の容疑者らと共謀し、2月下旬~3月中旬、SNSで投資の講師になりすまし、投資の商材購入費などの名目で、20歳代女性から約90万円を詐取した疑い。府警は認否を明らかにしていない。
2人は17日深夜、府警本部に出頭。いずれも「逮捕状が出ていて、もう逃げられないから」などと供述しているという。
職業不詳の男はSNSで投資勧誘などのメッセージを送る「打ち子」らの統括役、無職の男は詐取金を管理する「金庫番」の役割を担っていたとされる。
SNS型投資詐欺グループ一斉摘発で公開手配の男2人が出頭、逮捕者94人に 大阪府警
令和6年8月18日
引用 産経新聞
つのグループの拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、大阪府警は18日、詐欺容疑で公開手配していた主犯格で打ち子の統括役、上家(かみいえ)(30)=住所不詳=と金庫番の吉岡(29)=大阪市西区=の両容疑者を逮捕した。一連の事件の逮捕者はこれで計94人に上り、府警は同容疑で公開手配中のリーダー格とみられる中村容疑者(41)の行方を追っている。
府警によると、2人は17日深夜に府警本部へ出頭。スマートフォンや身分証を所持しておらず「逮捕状が出ていてもう逃げられない」という旨の説明をしたという。
上家容疑者らの逮捕容疑は共謀し2~3月、SNSで愛知県の20代女性に対しバイナリーオプション(BO)取引に絡む投資を持ち掛け、指導料名目などで現金約90万円をだまし取ったとしている。
府警によると、グループのメンバーはSNSでメッセージを送る「打ち子」が大半で20代が中心。投資勧誘係やクレーム対応係など役割分担していたという。
府警は拠点からマニュアルや約2400台のスマートフォンを押収。少なくとも150人から投資名目で9億5千万円を詐取したとみて、組織の実態解明を進める。
事件を巡っては府警が7月、2つのグループが拠点としていた大阪市内の4つのビルを一斉捜索し、これまでに男女計92人を詐欺容疑などで逮捕。うち、男女40人を同容疑などで14日に再逮捕していた。
打ち子の報酬に歩合制 SNS投資詐欺 容疑者40人再逮捕
令和6年8月14日
引用 毎日新聞
大阪市を拠点とするSNS(ネット交流サービス)型投資詐欺グループが摘発された事件で、メンバーの報酬が詐取金額に応じた歩合制で決められていたことが大阪府警への取材で明らかになった。府警は被害者にメッセージを送る「打ち子」らを競わせ、多額の現金をだまし取ろうとしたとみている。
グループは二つに分かれており、金融商品「バイナリーオプション」への投資で確実に利益が出る商材があるとうそを言い、現金を詐取した疑いなどが持たれている。府警はこれまでにメンバー92人を逮捕。このうち一方のグループのリーダー格とみられる山田容疑者(43)ら男女40人を14日、詐欺や詐欺未遂の容疑で再逮捕した。
府警特殊詐欺捜査課によると、打ち子らは原則平日の正午~午後9時に拠点の民間ビルに集まり、用意されたスマートフォンで商材購入を勧めるメッセージを送っていた。拠点には目標額や各打ち子がだまし取った金額が掲示され、報酬は詐取金額に応じて増減する歩合制だった。より多く報酬を得ようと、自宅にスマホを持ち帰っていた打ち子もいたという。
また、大阪市以外に京都市でも関連グループとみられる拠点が確認されたといい、10人程度が同様の詐欺に関わっていたとみている。
40人の再逮捕容疑は、山田容疑者ら13人が3月、宮崎県の10代の女性会社員から商材購入費名目で現金約52万円を詐取した疑い。残る27人は5~7月、10~20代の男女4人から計約166万円をだまし取ろうとしたとしている。府警は全員の認否を明らかにしていない。
SNS型投資詐欺事件 2グループの40人を再逮捕 大阪府警
令和6年8月14日
引用 NHK
SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったとして大阪に拠点を置く2つのグループの92人が逮捕された事件で、警察はこのうち40人について、別の被害者からも同じ手口で50万円余りをだまし取ったなどとして、詐欺や詐欺未遂の疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは、▽大阪・浪速区の行政書士、島内容疑者(40)や▽大阪・西区の会社役員、山田容疑者(43)ら男女あわせて40人です。
警察によりますと、ことし3月、SNSを通じて10代の会社員の女性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金50万円余りを指定した口座に振り込ませてだまし取ったなどとして、詐欺や詐欺未遂の疑いが持たれています。
警察は先月(7月)、大阪・中央区と西区のビルに拠点を置く2つのグループについて一斉摘発を行い、島内容疑者らを含む92人を別の被害者に対する詐欺などの疑いで逮捕していました。
2つのグループは、為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、警察によりますと、1つのグループのメンバーの一部が独立し、もう1つのグループを立ち上げたとみられるということです。
また、容疑者らは、▽被害者とメッセージのやりとりを行う「打ち子」のほか、▽だまし取った金の管理や▽クレーム・返金の対応などそれぞれが役割を分担していたとみられるということです。
2つのグループの拠点からはおよそ2400台のスマートフォンが押収されていて、警察は被害額はあわせて10億円前後に上る疑いがあるとみて調べています。
また、全国に指名手配している住所・職業不詳の中村容疑者(41)ら3人についても引き続き、行方を捜査しています。
再逮捕された40人の認否については明らかにしていません。
全国初摘発「SNS型投資詐欺グループ」主要メンバーの男らを逮捕 90万円を詐取か DM機能使って被害者と接触か 大阪府警
令和6年7月23日
引用 MBS毎日放送
SNS型投資詐欺グループの拠点が全国で初めて摘発され、警察は主犯格の男ら8人を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、主犯格で大阪市浪速区の島内容疑者(40)や泉佐野市の永井容疑者(30)ら8人です。
警察によりますと、島内容疑者らは今年2月~3月までの間、バイナリー為替取引と呼ばれる投資の指導料や商材購入名目で愛知県の20代女性から現金約90万円をだまし取った疑いがもたれています。
島内容疑者らはブランド品のバッグなどの写真を投稿したSNSアカウントで女性と最初に接触していて、SNSのダイレクトメッセージ機能を利用して被害者と接触していることから、「SNS型投資詐欺」と呼ばれ、拠点摘発は、全国で初めてだということです。
警察が23日に摘発した2つの詐欺グループのメンバーは80人以上いるとみられ、被害金額は少なくとも9億5000万円に上るとみられています。
SNS型投資詐欺グループ摘発 80人規模か、男女8人逮捕―捜査員470人で拠点捜索・大阪府警
令和6年月7日23日
引用 時事ドットコム
SNSを通じ投資話を持ち掛ける「SNS型投資詐欺」に関わった疑いがあるとして、大阪府警特殊詐欺捜査課は23日、詐欺グループの拠点がある大阪市内のビル4カ所を一斉に家宅捜索した。SNS型投資詐欺に関わったグループの拠点摘発は全国初。証拠隠滅や逃亡の恐れがあるため、捜査員約470人を投入した「急襲型」の捜索となった。
同課は、拠点にいたメンバーのうち、山田(43)=同市西区新町、島内(40)=同市浪速区敷津東、永井(30)=大阪府泉佐野市長滝=各容疑者ら男女8人を詐欺容疑で逮捕した。グループは二つに分かれ、片方のグループのリーダー格が山田、島内両容疑者という。2グループ合わせて最大80人規模に上るとみられ、同課は実態解明を急ぐ。
逮捕容疑は2~3月、為替相場の上げ下げを予想して投資する「バイナリーオプション」の取引に関する指導料や商材購入名目で、20代女性から約90万円をだまし取った疑い。
同課によると、捜索に入ったのは大阪市西区と中央区にあるビル4カ所。各ビル内には2グループの拠点が計10部屋あり、多くが法人の事務所になっていた。2グループが関与した投資詐欺には複数の被害者がおり、被害額は最大で約9億5000万円に上るとみられる。
20代女性の被害以外にも、1月に30代女性にSNSで「勝率が80%に上がる商材がある」「92%の最上級商材もある」などとうその投資話を持ち掛け、計約237万円を振り込ませるなどした疑いもあり、調べを進める。
SNS型投資詐欺の疑い 大阪府警が2グループを一斉摘発 メンバー約80人“過去最大規模” 被害総額は約9億5000万円か
令和6年7月23日
引用 読売テレビ
大阪府警は23日、SNS型投資詐欺に関わっているとみられる2つのグループを詐欺の疑いで一斉摘発に乗り出しました。被害総額は2つのグループで合わせて約9億5000万円にのぼるほか、グループ約80人のメンバーがいるとみられ、SNS型投資詐欺事件の摘発としては過去最大規模になるとみられます。
警察が捜索をしているのは、大阪府内にある2つのグループの拠点10か所で、すでに大阪市浪速区の職業不詳、島内容疑者(40)ら7人を詐欺の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、島内容疑者らのグループは、2024年2月から3月にかけて、愛知県に住む20代の会社員女性に対し、SNSで投資を勧めるメッセージを送り、投資の指導料名目や投資に関する商材の購入費名目で現金約90万円を振り込ませて、だまし取った疑いがもたれています。
また、もうひとつのグループも同様の手口で、1月に、30代の女性から約237万円をだまし取った疑いがもたれています。
これらのグループは、一定の基準に基づいて二者択一で選んで取引する「バイナリーオプション」と呼ばれる投資方法を勧めていて、「勝率が80%にあがる商材がある」「92%の最上級の商材もある」などとウソを言っていたということです。
2つのグループが関わっているとみられる詐欺事件の被害総額はあわせて約9億5000万円にのぼり、メンバーはあわせて約80人いるということです。
警察は7人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
警察は現在も捜索を続けていて、容疑が固まり次第、メンバーを逮捕する方針です。また、犯行の手口が似ていることから、2つのグループに関連があるとみて捜査を進めています。
SNS型投資詐欺は近年急増していて、警察庁によりますと、2024年1月から5月の全国の被害件数は3049件(前年同期比2568件増)、被害総額は約430億円(同381億円増)となっています。中には著名人をかたる犯行もあり、政府が対策を進めています。
大阪府警によりますと、SNS型投資詐欺の事件で、グループの拠点を摘発するのは全国で初めてだということです。
該当する方は早めに専門家へ相談してください。
専門でないと、
「あきらめなさい」
「どうせ取り返せない」などと言われます。
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