7月2日
投資被害について
1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は19.38ドル高の17949.37、ナスダックは19.90ポイント高の4862.57で取引を終了した。連日のアジア・欧州株高が好感され、米国株にも買いが先行。6月ISM製造業景況指数が予想を上振れたほか、6月新車販売台数が2005年以来の高水準となり、上げ幅を拡大した。その後は、独立記念日の連休を控えて閑散取引となるなか、上げ幅を縮小し上値の重い展開となった。
4日(月)は独立記念日の祝日で米国株式相場は休場となる。
ニューヨーク原油は反発、8月限終値は48.99ドル、プラス0.66ドル。欧米株式市場では主要株価指数が総じて上昇したことや、為替市場でドルが主要通貨に対して売られたことなどから原油は買われた。石油会社ベーカー・ヒューズが、掘削設備(リグ)の稼動件数が増加したと発表したことで需給引き締めへの懸念が台頭。取引時間終了にかけては上値の重い展開となった。
ニューヨーク金は反発、8月限終値は1339.00ドル、プラス18.40ドル。米金利引き上げ期待の後退などから、主要通貨に対してドルが弱含む展開に。こうした動きを受けて、ドルの代替資産である金は買い優勢となった。チャート上では、6月24日に残した上ヒゲ吸収を意識した展開となっており、年初来高値更新を窺う格好にある。英国EU離脱に対する中長期的な不透明感などを背景に、金相場は強い地合いが続くと想定する。