8月31日
投資被害について
NY株式:ダウは48ドル安
NYダウ 終値 :18454.30 前日比:-48.69
始値 :18491.28 高値 :18514.29 安値 :18408.52
30日の米国株式相場は下落。ダウ平均は48.69ドル安の18454.30、ナスダックは9.34ポイント安の5222.99で取引を終了した。小幅上昇して寄り付いたものの、欧州委員会が、アイルランド政府による携帯端末のアップルの税制優遇は不当であるとして145億ドル追徴するよう命じたことで、他米国大手企業への波及懸念から下落に転じた。また、フィッシャーFRB副議長が複数回の利上げを示唆する発言を行ったことも嫌気された。
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は102円96銭で、ユーロ・ドルは、1.1143ドルで引けた。独・8月消費者物価指数速報値が予想に反して前月と同じ伸びにとどまったこともユーロ売り圧力になった。ユーロ・円は円売りが優勢となり、114円22銭から114円94銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3120ドルまで上昇後、1.3073ドルまで下落し、ドル・スイスフランは、0.9801フランから0.9844フランまで上昇した。
ニューヨーク原油は続落、10月限終値は46.35ドル、マイナス0.63ドル。47.44ドルを高値に、46.21ドルまで下落した。この日発表の米国の8月消費者信頼感指数が大きく上昇し、ドルが一段高となったことから、割高感による原油の売りが強まった。
30日の取引終了後に全米石油協会の週間統計、31日に米エネルギー情報局の週報の発表が予定され、EIA週報では原油在庫の増加が予想されていることも売り圧力になった。
ニューヨーク金は反落、12月限終値は1316.50ドル、マイナス10.60ドル。1324.90ドルから1315.90ドルまで下落した。米連邦準備理事会の年内利上げ観測から米国債の売りが再開され、利回り上昇を受けてドル買いが再燃する状況に、金の売り。
この日発表の米国の8月消費者信頼感指数がサプライズの101.1まで上昇したことで、ドルが一段高となり、金の売りがさらに強まった。