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10月17日

投資被害について


NY株式:ダウは51ドル安
NYダウ 終値 :18086.40 前日比:-51.98
    始値 :18135.85 高値 :18162.28 安値 :18063.02

17日の米国株式相場は下落。ダウ平均は51.98ドル安の18086.40、ナスダックは14.34ポイント安の5199.82で取引を終了した。
テミス・トレーディングのマネジングディレクター兼株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は「今後数週間でテーマとなるのは企業業績だが、ドルや金利の動きにも注目している」と述べ、「ドルは上昇を続け、企業利益にもある程度の影響を及ぼす可能性がある」と続けた。

朝方は主要企業の決算内容が好感された一方で、10月ニューヨーク連銀製造業景況指数や9月鉱工業生産が予想を下振れたことが嫌気され小動きとなった。著名投資家のテッパー氏やアイカーン氏などが相次いで株式市場に弱気の発言を行ったことで、引けにかけて下げ幅を拡大した。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円90銭で、ユーロ・ドルは、1.1000ドルで引けた。ユーロ・クロス絡みのユーロ売りに押された。ユーロ・円は、114円16銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2202ドルまで上昇した。

17日のニューヨーク原油先物は続落、11月限終値は49.94ドル、マイナス0.41ドル。
一部報道によると、イランのザンギャネ石油相は、原油生産量を17年3月中旬までに1日当たり約450万バレルまで引き上げる意向を示したとのこと。足元の日量は360万バレルのため、大幅な増産によって需給バランスが崩れる可能性が浮上している。

一方、米エネルギー情報局が公表したレポートでは、11月の米国内の原油生産は10月から減少する見通しとなっている。イラン増産拡大を受けて50ドル台を割り込むも、米国内の需給バランスの改善期待から下値は限定的となった。

エナジー・アナリティクス・グループのディレクター、トム・フィンロン氏は「OPEC加盟国が協調行動を取るのは難しいとの見方が強まっている」と指摘した。

日足チャートでは、6月9日の年初来高値51.67ドル突破を意識した展開となっている。足元50ドル台でのもみ合いとなっているが、50日移動平均線が100日移動平均線を上抜くなど反発基調は強いと言えよう。

ニューヨーク金は小幅反発、12月限終値は1256.60ドル、プラス1.10ドル。
ニューヨーク連銀が発表したNY州製造業業況指数が5月以来の低水準となったことから、為替市場ではドル買いが一服。目立った売買フローが入らないまま、金は前日終値水準でのもみ合いとなった。

テクニカル面では、200日移動平均線(1266ドル水準)が上値抵抗ラインとして意識されており、1250ドル水準で推移している。