市況 1月27日
投資被害について
ニューヨーク原油は反落、3月限終値は53.17ドル、マイナス0.61ドル。10-12月期米GDP速報値は前期比年率で+1.9%増と市場予想(同+2.2%)を下回る格好となった。米国株は高安まちまちとなったほか、為替市場でもドルはやや動意に欠ける展開に。
そのような軟調な外部環境のなか、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが米国で石油生産に用いるリグの稼動数を発表。前週比15基増の566基と1年2ヶ月ぶりの高水準となったことから、米国供給懸念が意識されて売り優勢の展開となった。
トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)のシニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は電話インタビューで、「レンジの上限に達した後は勢いを失った」と指摘。「ここから先は値固めに入り、一段高への力を蓄えることになろう。価格はレンジの上限に来たところで、減産合意が守られたとしても北米での生産増加に相殺されるという心配の壁にぶち当たった」と説明した。
チャートでは、25日移動平均線(52.8ドル水準)を上放れるような動きが見られる。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げており、昨年来高値55.24ドルの更新を意識した格好に。
ニューヨーク金は4日続落、2月限終値は1188.40ドル、マイナス1.40ドル。
ドル指数は100.820まで上昇するなど、為替市場ではドルが主要通貨に対して強い動きが見られたことで、上値の重い展開となった。ただ、10-12月期米GDP速報値は前期比年率で+1.9%増と市場予想(同+2.2%)を下回る格好となったことで、米国株は高安まちまち。金の下値も限定的となった。
日足チャートでは、25日移動平均線(1179ドル水準)を上抜くなど、リバウンドを試す局面となっていたが、足元1200ドルでの攻防に。25日移動平均線がサポートラインとなるか注目。
先物取引被害(3)
口座開設申込書の預貯金もしくは資産についてですが、不動産の価格まで反映させる営業マンもいますが、一番は預貯金額を多めに記載させる営業マンです。これには理由があります。この次の欄に「投資可能額」(投資可能金額)があります。
ここに記載する数字は大きな意味をもちます。記載する金額は「全部無くなっても、今後の生活に何ら支障ない金額です」と言う意味の数字です。ですから預貯金額を多めに記載させる必要があったんですね。多めの金額が多いほど、後で追加入金させることへの審査が簡単になる訳です。
先物被害は申込書を記入するところからすでに始まっていたわけですね。