市況 2月28日
投資被害について
NY株式:ダウは25ドル安NYダウ 終値:20812.24 前日比:-25.20
始値:20833.88 高値:20841.24 安値:20781.21
28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は25.20ドル安の20812.24、ナスダックは36.46ポイント安の5825.44で取引を終了した。
トランプ大統領の議会演説を控えて利益確定の売りも散見され、朝方からもみあう展開となった。原油相場の下落に伴い、株式相場も下落したが、減税やインフラ投資に関する経済政策発表への期待感が下値を支える展開となった。
2月28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円77銭で引けた。
米商務省が発表した10-12月期GDP改定値は予想を下回ったことや、トランプ米大統領の議会演説では税制改革の具体策は示されないとの見方が浮上したことでドル売りが強まった。しかしながら、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「3月のFOMCで利上げを真剣に協議することになる」と指摘。
また、ダドリーNY連銀総裁は「利上げの主張はより説得力のあるもの」との見通しを示すと、3月利上げ観測が一段と強まりドル買いが急速に広がった。
ニューヨーク原油先物4月限は小幅反落、4月限終値は54.01ドル、マイナス0.04ドル。
ロシアが、2月の原油生産を日量12万4000バレル程度削減したと伝わった。
1月の減産幅11万7000バレルを上回る減産を実施したもよう。ただ、市場は、トランプ大統領による施政方針演説に関心が向かっており積極的な買いは手控え。需給改善を材料視した買いは限定的となった。
チャートでは、25日移動平均線レベルからの上放れを試す格好となっている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えに。
ニューヨーク金先物は4日ぶりに反落、4月限終値:1253.90ドル、マイナス4.90ドル。
トランプ大統領による施政方針演説では、税制、インフラ投資に関する内容が盛り込まれるとの観測。インフレへの思惑がやや高まったことから金は相対的に弱い動きとなった。
日足チャートでは、昨年12月をボトムとした反発が継続し、25日移動平均線をサポートに、100日移動平均線をクリアしている。欧米政治リスクへの警戒感を下支えに金は堅調に推移するとの声は多い。
先物被害の回復(7)
ポイント
3、繰り返す両建て
百歩譲って「両建て」を認めたとします。
取引を継続している中で急激な動きがありました。仕方なく両建てにして相場が落ち着くのを見守ることにします。
相場が落ち着いたら両建てを外して通常の取引体制に戻す、これなら何の問題もありません。
しかし、被害の多くは両建てを外した後に始まります。
それが、繰り返される両建てになります。営業マンからは
「一度、両建てにしてリスク回避しましょう、下がりきったところで売り玉を決済して後は上がってくるのを待つだけになります」
このようなことを言われます。
ここで大きな疑問が残りませんか?
「下げきったところ」が本当にわかるのでしょうか? もしもわかるなら相場で損することはありません。わからないから両建てにしたのに、下げきったと思われるところで売り玉を決済して買い玉だけにしました。翌日もしくは翌々日からさらなる下げが始まったらまたマイナスになり、繰り返す両建てになります。
両建は非常に危険な手法であり、一般の方が取るべき手法ではありません。だから「両建ては禁止行為」となっています。
4、手数料目当ての過当取引
5、実質的な一任売買
6、投資資金の妥当性