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市況  3月28日

投資被害について


NY株式:ダウは150ドル高
NYダウ 終値:20701.50 前日比:150.52
    始値:20542.14 高値:20735.61 安値:20520.10

28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は150.52ドル高の20701.50、ナスダックは34.77ポイント高の5875.14で取引を終了した。
朝方はトランプ政権への懸念が根強く、小動き。原油相場の上昇や、2月卸売在庫、3月消費者信頼感指数が予想を上振れたことが好感され、堅調推移となった。連日の株価下落で買い戻しも広がった。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円18銭で引けた。
この日発表された米3月消費者信頼感指数は17年ぶりの高水準を記録、3月リッチモンド連銀製造業指数は予想を大幅に上回った。また、2月前渡し商品貿易赤字が予想以上に縮小したことや、フィッシャー米連邦準備理事会副議長の発言などを意識してドル買いが強まり、ストップロスのドル買いも観測された。米共和党指導者は「医療保険制度改革を廃止する方針は変わっていない」としたことも材料視されたようだ。

ニューヨーク原油先物5月限は反発、5月限終値は48.37ドル、プラス0.64ドル。
トランプ米政権の経済政策への期待が再燃し需要増加期待が広がった。また、武装集団の妨害でリビアの原油生産が一時停止したとの報道、イランのザンギャネ石油相の発言を受けて石油輸出国機構加盟国と非加盟国の原油協調減産延長の期待が再燃、供給が抑制されるとの思惑も強まった。

リビア最大の油田で生産がストップし、同国全体の原油生産量が20%減少したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。リビアはアフリカで最大の埋蔵量を持つ。

メディアに話をする権限がないとして、同関係者が匿名を条件に述べたところによると、リビアの生産量は日量56万バレルに減少した。リビア国営石油会社のムスタファ・サナラ会長は22日、同国は日量70万バレル生産していると話していた。

チャートでは、200日移動平均線でもみあっている。石油輸出国機構の加盟国、非加盟国よる協調減産などが下支えとなっていたが、米原油増産の動きが重し。積極的には手掛けにくい状況にある。

ニューヨーク金先物は小幅反落、4月限終値は1255.60ドル、プラス0.10ドル。
原油高や堅調な経済指標が好感されて、NYダウが150ドルほど上昇するなど米国株は堅調に推移。米国株高を受けて、金は小動きの展開となり、1250ドル台での値固めとなった。

日足チャートでは、25日移動平均線を上回っている。トランプ政権の政策実行能力に対する不透明感が下支えとなり、200日移動平均線突破を意識へ。