市況 4月4日
投資被害について
NY株式:ダウは39ドル高
NYダウ 終値:20689.24 前日比:39.03
始値:20634.94 高値:20701.29 安値:20605.30
4日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.03ドル高の20689.24、ナスダックは3.93ポイント高の5898.61で取引を終了した。
金曜日に発表される雇用統計を見極めたいとの思惑や、週末にかけて開催される米中首脳会談への警戒感から終日上値の重い展開となった。2月の貿易収支が予想より赤字幅を縮小したほか、製造業受注指数も予想に一致したものの、相場への影響は限定的だった。
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円74銭で引けた。
2月の米貿易赤字が予想以上に縮小したことや、トランプ米大統領が企業CEOとの会合で金融規制改革法の大幅な緩和、1兆ドルを超えるインフラ投資の可能性を示唆したことが好感された。米債利回りの上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りが観測された。
ニューヨーク原油先物5月限は反発、5月限終値は51.03ドル、プラス0.79ドル。
良好な米国の経済指標を受けて需要増加への期待が広がったほか、明日発表予定の米週次統計で、原油在庫の減少が見込まれ供給が抑制されるとの思惑が強まった。
みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は電話インタビューで、「私は共有していない見方だが、米エネルギー情報局と米石油協会が原油在庫の減少を報告するはずだとの期待がある」と指摘。「ガソリン在庫は減少が続く見通しだ」と述べた。
チャートでは、100日移動平均線をわずかながら上抜いている。反発基調は継続しており、50ドル台での値固めを試す格好に。
ニューヨーク金先物6月限は3日続伸、6月限終値は1258.40ドル、プラス4.40ドル。
2月の米製造業受注が前月比1.0%増と1月(同1.5%増)比で伸び悩んだことから、米金利引き上げのペースは加速しないといった思惑がやや高まった。金は時間外取引では伸び悩んだが、一時1263.70ドルと2月27日以来の水準まで上昇した。
日足チャートでは、25日移動平均線を上回っているが、200日移動平均線手前で反発一服となっている。1250ドルでのもみ合いが継続。