市況 4月5日
投資被害について
NY株式:ダウは41ドル安
NYダウ 終値:20648.15 前日比:-41.09
始値:20745.06 高値:20887.50 安値:20639.55
5日の米国株式相場は下落。ダウ平均は41.09ドル安の20648.15、ナスダックは34.13ポイント安の5864.48で取引を終了した。
3月ADP雇用統計が予想を大幅に上回り、米景気拡大への期待から買いが先行。ハイテク株が選好され、ナスダック総合指数を中心に上げ幅を拡大した。FOMC議事録では、関係者の多くが年内のバランスシート縮小に繋がる政策実施を支持したことが明らかとなった。金融引き締めへの警戒感に加え、ポール・ライアン共和党下院議長が減税法案のとりまとめに時間を要すると発言したことが嫌気され、引けにかけて下落に転じた。
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円70銭で引けた。
3月の米ADP全米雇用報告は20万人超増加したことから、ドル買いが加速した。その後、米3月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことや、米連邦準備理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会議事録で、バランスシートの縮小の可能性が示唆されたことや一部メンバーが「株価は非常に高い」との見解を示したことなどが嫌気され、リスク選好のドル買い・円売りは後退した。
ニューヨーク原油先物5月限は小幅続伸、5月限終値は51.15ドル、プラス0.12ドル。
米国石油協会が4日発表した週間統計で原油在庫が減少したことが好感材料となった。一方、米エネルギー情報局の週報では、原油在庫が予想外に増加したため上昇は限定的となった。
チャートでは、100日移動平均線でもみ合っている。反発基調は継続しており、50ドル台での値固めを試す格好に。
ニューヨーク金先物6月限は4日ぶりに反落、6月限終値は1248.50ドル、マイナス9.90ドル。
3月のADP雇用統計が予想を大幅に上回り、米景気拡大への期待感が高まったことから売りに押される格好となった。ただ、時間外では1250ドル台後半まで値を戻している。
日足チャートでは、25日移動平均線を上回っているが、200日移動平均線手前で反発一服となっている。1250ドル前後でのもみ合い相場に。