市況 4月6日
投資被害について
NY株式:ダウは14ドル高
NYダウ 終値:20662.95 前日比:14.80
始値:20653.77 高値:20746.46 安値:20612.17
6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は14.80ドル高の20662.95、ナスダックは14.47ポイント高の5878.95で取引を終了した。
昨日のFOMC議事録を受けた急激な金融引き締めへの警戒感から朝方はもみ合う展開となった。その後は原油相場の上昇に伴い堅調推移となったが、シリアでの化学兵器による空爆に関して、トランプ大統領がシリアのアサド大統領を強く非難したことをきっかけに上げ幅を縮小。また、本日から開催される米中首脳会談や、明日の3月雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけても上値の重い展開となった。
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円82銭で引けた。
米週次新規失業保険申請件数は予想以上に減少したため、ドル買いが優勢となった。その後、トランプ大統領やティラーソン米国務長官が北朝鮮やシリア対応で強気の姿勢を見せたことから、地政学的リスク増大を警戒してリスク回避的なドル売り・円買いがやや優勢となった。
ニューヨーク原油先物5月限は3日続伸、5月限終値は51.70ドル、プラス0.55ドル。
新たな手掛かり材料に欠けるなか、市場では、米国在庫の増加分は、石油輸出国機構(OPEC)の減産と相殺するとの見方が強まったことから堅調推移となった。
トラディション・エナジーのシニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は電話インタビューで、「相場の強さは、減産延長の合意があるとの期待に基づいている。米国在庫の増加で相場の上昇勢いが一部そがれた」と話した。
チャートでは、100日移動平均線(51.1ドル水準)より上で推移している。反発基調は継続しており、50ドル台での値固めを試す格好に。
ニューヨーク金先物6月限は反発、6月限終値は1253.30ドル、プラス4.80ドル。
米連邦公開市場委員会議事要旨を受けて、金利引き上げは緩やかに行われるとの見方が強まったことから金は堅調な推移となった。
日足チャートでは、25日移動平均線を上回っているが、200日移動平均線手前で反発一服となっている。足元、1250ドル前後でのもみ合い相場に。