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市況  4月11日

投資被害について


NY株式:ダウは6ドル安
NYダウ 終値:20651.30 前日比:-6.72
    始値:20644.32 高値:20660.03 安値:20512.56

11日の米国株式相場は下落。ダウ平均は6.72ドル安の20651.30、ナスダックは14.15ポイント安の5866.77で取引を終了した。
シリアや北朝鮮情勢への警戒感から投資家心理の悪化が続いており、売りが先行。安全資産として米国債を選好する動きが強まり、国債利回りが下落したことで金融株を中心に軟調推移となったが、明日から始まる1-3月期決算を見極めたいとの思惑から引けにかけては下げ幅を縮小した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円61銭で引けた。
ティラーソン米国務長官のロシア訪問を控え、北朝鮮、シリア情勢の深刻化で地政学的リスクの増大を警戒したドル売りが観測された。米国債利回りの低下を意識したリスク回避の円買いも散見された。

NY原油先物5月限は続伸、5月限終値は53.40ドル、プラス0.32ドル。
一部関係者によると、サウジアラビアは減産合意の延長を望んでいるもよう。主要産油国の行動は石油在庫圧縮に寄与しているとの見方が増えており、需給関係の改善を意識して原油先物は底堅い動きを続けている。「シリア情勢の緊迫化も原油先物を下支えしている」との声が聞かれている。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「サウジアラビアは減産合意の延長を望んでいるようだ。以前は疑問視されていた」と述べ、「産油国は世界的な石油在庫の縮小に若干成功したようで、これが原油の支援材料になっている」と続けた。

チャートでは、100日移動平均線を大幅に上回っており、短期的には底堅い動きが続く見込み。

ニューヨーク金先物6月限は大幅反発、6月限終値は1274.20ドル、プラス20.30ドル。
北朝鮮の地政学リスクが日に日に高まっていることから、リスク回避の資金が金市場に流入。為替市場でドルが売られたことも影響し買い優勢の展開となった。

日足チャートでは、200日移動平均線を上回っており、5ヶ月ぶりの水準まで上昇している。先週末に跳ね返された水準をクリアしたことから上昇基調が強まる可能性も。