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市況  4月12日

投資被害について


NY株式:ダウは59ドル安
NYダウ 終値:20591.86 前日比:-59.44
    始値:20637.95 高値:20642.54 安値:20553.03

12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は59.44ドル安の20591.86、ナスダックは30.61ポイント安の5836.16で取引を終了した。
シリアや北朝鮮の地政学的リスクの上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、売りが先行。
1-3月期決算発表を見極めたいとの思惑から買い戻しが入るも、ティラーソン国務長官とロシアのラブロフ外相の記者会見で、シリア問題を巡る両国の隔たりが示され、引けにかけて下落した。

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円03銭で引けた。
米国とロシアの緊張が高まる中、ティラーソン米国務長官がプーチン露大統領と会談、ラブロフ露外相との共同会見で双方の関係改善への姿勢が見られたため、緊張感が緩和しドル売り・円買いが後退した。その後、トランプ大統領が「ドルは過剰に強くなりつつある」との見解を示したためドル売りが加速した。

ニューヨーク原油先物5月限は反落、5月限終値は53.40ドル、マイナス0.29ドル。
公表された統計で米国の石油生産が約1年ぶりの高水準を示したことが要因。ただ、原油、ガソリン在庫は予想以上に減少しており、下げ幅はやや縮小している。

トートイス・キャピタル・アドバイザーズのマネジングディレクター兼ポートフォリオマネジャーのブライアン・ケッセンス氏は「全体的には需給バランスが整いつつある」と述べ、「週間ベースで発表される在庫統計への関心が弱まっている一方で、石油輸出国機構のニュースにより注目が集まっている」と続けた。

市場関係者の間では、需給関係はバランスされつつあり、NY原油先物は50ドル台から53ドル台での取引がしばらく続くとの見方が増えているようだ。チャートでは、100日移動平均線(51.44ドル水準)をしっかりと上回っており、底堅い動きが続く見込み。

ニューヨーク金先物6月限は続伸、6月限終値は1278.10ドル、プラス3.90ドル。
トランプ大統領が「ドルは過剰に高くなりつつある」との見解をインタビューで示したことから、ドルは主要通貨に対して弱含む格好となった。また、アジア地政学リスクが日に日に高まっていることも影響して、リスク回避の資金が金に向かいやすくなっている。

日足チャートでは、200日移動平均線(1268ドル水準)を上抜けている。昨年11月10日以来の1300ドル台回復を意識した格好に。