市況 5月16日
投資被害について
NY株式:ダウは2ドル安
NYダウ 終値:20979.75 前日比:-2.19
始値:20984.48 高値:21033.53 安値:20932.88
16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は2.19ドル安の20979.75、ナスダックは20.20ポイント高の6169.87で取引を終了した。
原油相場の上昇が好感され、買いが先行したものの、原油相場の下落に伴い上げ幅を縮小し、結局下落に転じた。
ハイテク株が選好されたものの、トランプ大統領がロシアに機密情報を漏洩したとの報道を受けて、政権運営の先行き不透明感が再燃し、上値の重い展開となった。
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円12銭で引けた。
4月の米住宅着工件数が予想を下回ったほか、トランプ米大統領がロシアに機密情報を漏えいしたとの疑惑が強まり、経済政策への期待は後退し、ドルの上値は重くなった。
ニューヨーク原油先物6月限は小幅下落、6月限終値は48.66ドル、マイナス0.19ドル。
直近の原油在庫統計を確認したいとの理由でポジション調整的な取引が主体となった。
石油輸出国機構加盟国・非加盟国による協調減産は2018年3月末まで延長されるとの見方は変わっていないが、原油需要の増大に対する期待は高まっていないことが原油先物相場の上昇を抑えたようだ。
ニューヨーク金先物6月限は5日続伸、6月限終値は1236.40ドル、プラス6.40ドル。
ドル指数が98.080まで低下するなど、為替市場ではドルが主要通貨に対して弱含む格好に。ドル安を材料に金はしっかりの展開となった。金は反発基調が強まっており、日足チャートでは、100日移動平均線レベルを上回っている。