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市況  5月23日

投資被害について


NY株式:ダウは43ドル高
NYダウ 終値:20937.91 前日比:+43.08
   始値:20908.67 高値:20961.14 安値:20896.22

23日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は43.08ドル高の20937.91、ナスダックは5.09ポイント高の6138.71で取引を終了した。
3月マークイット米国製造業PMIや4月新築住宅販売件数が予想を下回り、寄付き後から上げ幅を縮小したものの、米国債利回りの上昇が好感され金融セクターに買いが集まった。
しかし、明日のFOMC議事録を見極めたいとの思惑や、英国で発生したテロへの警戒感などから上値は限られた。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円79銭で引けた。
予想を下回った4月米新築住宅販売件数やリッチモンド地区連銀製造業指数を嫌ってドル売りが優勢となった。
しかしながら、トランプ政権が2018会計年度の予算を発表したことや、連邦公開市場委員会の議事録公表を24日に控えて、債券利回りが上昇し、これに伴いドル買いが再燃した。

ニューヨーク原油先物7月限は上昇、7月限終値は51.47ドル、プラス0.34ドル。
協調減産についてイラン、ナイジェリア、リビアの対応は不明であるものの、供給超過状態の段階的な解消への期待は持続しており、原油先物は底堅い動きを見せた。
米国株がしっかりとしていることも原油先物相場に対する支援材料となっていたようだ。ただ、「減産合意の延長はシェール生産量の増加につながる」との見方が多いことから、需給関係の大幅な改善は期待できないとの見方は大きく後退していない。

ニューヨーク金先物6月限は反落、6月限終値は1255.50ドル、マイナス5.90ドル。
英マンチェスターで発生した自爆テロによって、時間外取引で買われる場面も見られたが、為替や株式市場が堅調に推移したことから買いは一巡。利益確定の売りに押された。
日足チャートでは、200日移動平均線を挟んだもみあいが継続している。