市況 6月20日
投資被害について
NY株式:ダウは61ドル安
NYダウ ナスダック終値:21467.14 前日比:-61.85
始値:21521.25 高値:21535.03
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は61.85ドル安の21467.14、ナスダックは50.98ポイント安の6188.03で取引を終了した。
供給過剰への懸念などから原油価格が1月の高値から20%を超す下落となっていることが嫌気され、エネルギーセクターを中心に売りが先行。
ライアン下院議長が税制改革は年内に完了するとの考えを示したほか、共和党のオバマケア代替法案が来週にも上院で採決される見通しが報じらたものの、相場を押し上げるには至らなかった。
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円47銭で引けた。
ムニューシン米財務長官の言及、「政策でドルに焦点をあてていないが、強いドルには不利な面もある」が一時ドル売りにつながった模様。
しかし、ドル高は同時に、「トランプ政権への信頼へのあらわれでもある」と述べたため、ドル売りが後退した。
ニューヨーク原油先物8月限は下落、8月限終値は43.51ドル、マイナス0.92ドル。
中心限月は8月限に移行した。為替相場に大きな動きはなかったが、原油供給超過に対する市場の懸念は消えていないことや欧米株安が嫌気されたようだ。米国内の在庫調整が一段落するまでは原油先物の反発は期待できないとの声が聞かれている。
なお、WTI先物7月限の終値は前日比-0.97ドルの43.23ドルだった。
ニューヨーク金先物8月限は続落、8月限終値は1243.50ドル、マイナス3.20ドル。
ドル指数が97.871まで上昇するなど、為替市場ではドルが主要通貨に対してやや強含む格好となった。ドルが堅調な推移となったことから、金は売りに押される展開に。日足チャートでは、200日移動平均線や100日移動平均線での攻防が続いている。