市況 6月27日
投資被害について
NY株式:ダウ98ドル安
NYダウ 終値:21310.66 前日比:-98.89
始値:21411.19 高値:21440.60
27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は98.89ドル安の21310.66、ナスダックは100.53ポイント安の6146.62で取引を終了した。
欧州中銀のドラギ総裁が欧州のデフレ圧力はリフレに変わったとの見解を示したほか、米6月消費者信頼感指数、地区連銀製造業指数、住宅価格指数が軒並み予想を上回ったことで長期金利が上昇、株式市場では売りが先行した。
日中小幅上昇に転じる場面もあったが、共和党上院がオバマケア代替法案の採決を独立記念日以降に持ち越すことを明らかにすると、下げ幅を拡大する展開となった。
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円34銭で引けた。
米国の6月消費者信頼感指数、地区連銀製造業指数、住宅価格指数が軒並み予想を上回ったこと、欧州債利回りの上昇を背景にした米国債利回りの上昇を受けてドル買いが加速した。
ニューヨーク原油先物8月限は続伸、8月限終値は44.24ドルプラス0.86ドル。
一時44.44ドルまで買われた。ユーロ高・米ドル安の相場展開となったことや、6月の米消費者信頼感指数が予想を上回ったことが材料視Hされたようだ。原油の供給超過状態は段階的に解消されるとの見方は後退していないが、需給見通しの不透明感は依然として払拭されていない。
ニューヨーク金先物8月限は小幅反発、8月限終値は1246.90ドル、プラス0.50ドル。
欧州中央銀行のドラギ総裁が、「デフレ圧力はリフレに変わった」との認識を示したことで、為替市場では金融緩和策の縮小の動きと捉えられユーロが上昇。金融政策の正常化によって、金への投資資金流入が減少するとの懸念が重しとなった。日足チャートでは、100日移動平均線や200日移動平均線が位置する1250ドル水準がやや上値抵抗ラインとなっている。