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市況  7月13日

投資被害について


NY株式:ダウ20ドル高
13日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は20.95ドル高の21553.09、ナスダックは13.27ポイント高の6274.44で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月生産者物価指数が予想を上振れたことが好感され、買いが先行。イエレンFRB議長が2日間にわたる議会証言で利上げに慎重な姿勢を示したことで投資家心理が改善し、緩やかに上昇する展開となった。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円28銭で引けた。
米国の6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことや、イエレンFRB議長が上院銀行委員会での議会証言で、インフレの上下両方向のリスクに言及し、資産縮小の期間で長期金利は多少上昇するとの予想を示したことが材料視された。下院での議会証言と比較してハト派色は弱くなったことから米債利回りが上昇し、リスク選好的なドル買いが再燃した。

ニューヨーク原油先物8月限は続伸、8月限終値は46.08ドル、プラス0.59ドル。
国際エネルギー機関がこの日公表した月報で、2017年の世界の需要拡大ペースは加速するとの予想を示したことが要因。直近の週間在庫統計で原油在庫とガソリン在庫は予想以上に減少していたことは引き続き材料視された。ただ、OPEC加盟国の産油量は需要を上回っており、この点が意識されたことで原油先物の上げ幅はやや縮小した。

ニューヨーク金先物8月限は4日ぶりに反落、8月限終値は1217.30ドル、マイナス1.80ドル。
週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月生産者物価指数が予想を上振れたことが好感され、米国株が堅調に推移。金は前日終値を挟んでのもみ合いとなった。日足チャートでは、1200ドル台での攻防を迎えていたが、なんとか下げ止まる格好となっている。