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市況  8月3日

投資被害について


NY株式:ダウ9ドル高
3日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は9.86ドル高の22026.10、ナスダックは22.30ポイント安の6340.34で取引を終了した。
朝方は、ダウ平均が5営業日連続で過去最高値を更新し22000ドルを突破したことで、高値警戒感から揉み合う展開となった
7月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油相場が下落し、S&P500指数とナスダック総合指数に売りが広がったものの、明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から下値は限られた。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円04銭で引けた。
米国の7月ISM非製造業景況指数は予想を下回り、年内追加利上げ観測は後退し、ドル売りが加速。その後、2016年の米大統領選時のトランプ陣営とロシアとの癒着を巡る疑惑で、モラー特別検察官が大陪審を設置するとの報道を受けてドル売りにさらに広がった。

ニューヨーク原油先物9月限は反落、9月限終値は49.03ドル、マイナス0.56ドル。
米国の原油増産が嫌気された。在庫統計でガソリン在庫と原油在庫は減少しているが、米国内の原油増産によって供給超過の状態が長期化するとの懸念が残されている。

ベネズエラに追加制裁を検討する米国が同国産原油の禁輸を含んだ選択肢を検討していると報道されていることや、来週OPEC加盟国と非加盟国が行う減産遵守率の向上を目的とした専門家会合を控えて、9月限の下値は限られた。

市場関係者の間ではガソリンの需要は堅調との見方が多いものの、主要産油国が生産量を一定の水準以下に抑えられない場合、原油先物の上値は重くなるとの声が聞かれている。

ニューヨーク金先物8月限は続落、8月限終値は1267.80ドル、マイナス4.00ドル。
7月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油相場が下落し、S&P500指数とナスダック総合指数に売りが広がったものの、雇用統計結果を見極めたいとの思惑から米国株は比較的しっかり。金は利益確定の売りが先行した。ただ、日足チャートでは、100日移動平均線がサポートラインとなっている。