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市況  8月16日

投資被害について


NY株式:ダウ25ドル高
16日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は25.88ドル高の22024.87、ナスダックは12.10ポイント高の6345.11で取引を終了した。
北朝鮮情勢に対する懸念後退で欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行。FOMC議事録では、大半の当局者が次回会合でのバランスシート縮小開始を支持した一方で、インフレ率が予想よりも長く停滞するとの認識を示し、発表後の相場はもみ合う展開となった。バージニア州で発生した白人至上主義者らと反対派による衝突を巡るトランプ大統領の発言を受け、大統領助言組織からメンバーである主要企業トップの脱退が相次ぎ、同組織の解散に至ったことが嫌気され、政権運営への不透明感が相場の重しとなった。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円20銭で引けた。
予想を下回った米住宅関連指標やトランプ米大統領が製造業諮問委と戦略・政策フォーラム解散を発表したことを受けて、経済政策の実施に懐疑的な見方が広がりドル売りが活発となった。さらに、この日公表されたFOMC議事録でインフレリスクは下方との見解が判明し12月追加利上げ観測は後退。ドル売りに一段と拍車がかかった。

ニューヨーク原油先物9月限は大幅続落、9月限終値は46.78ドル、マイナス0.77ドル。
この日発表された米週次在庫統計で原油在庫は予想以上の大幅な減少を記録したが、米国内での生産が6月以降で最高水準となったため、供給過剰懸念は後退せず、売りが優勢となった。
市場関係者の間ではOPEC加盟国・非加盟国による減産順守が期待されているが、「原油需要の増加や米国内での原油生産が減少しなければ、原油価格は安定しない」との見方も出ている。

ニューヨーク金先物12月限は反発、12月限終値は1282.90ドル、プラス3.20ドル。
米国株は上昇したが、バージニア州で発生した白人至上主義者らと反対派による衝突を巡るトランプ大統領の発言を受けて、大統領助言組織からメンバーである主要企業トップの脱退が相次ぎ、同組織は解散。政権運営への不透明感が意識されて金はしっかりとした推移となった。日足チャートでは1300ドル台回復を試す格好となっている。