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市況  9月7日

投資被害について


NY株式:ダウ54ドル高
6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は54.33ドル高の21807.64、ナスダックは17.74ポイント高の6393.31で取引を終了した。
朝方は前日の下落を受けた買い戻しが広がった。トランプ大統領と民主党がハリケーン被害救済法案に3か月間の債務上限引き上げ・政府運営資金を抱き合わせることで合意し、共和党も追認する意向が報じられ上昇。しかし、北朝鮮情勢や大西洋で過去最大勢力とされるハリケーン「イルマ」のフロリダ州周辺への上陸を控え、警戒感から上値は限られた。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円22銭で引けた。
タカ派で年内あと一回の利上げを支持していたフィッシャー米FRB副議長の辞任表明を受けてドル売りが優勢となった。その後、トランプ米大統領が北朝鮮に関して軍事行動が最初の選択ではないと述べたほか、議会と債務上限の3カ月間引き上げで合意したとの報道が好感され、リスク回避のドル売り・円買いが後退した。

ニューヨーク原油先物10月限は続伸、10月限終値は49.16ドル、プラス0.50ドル。
ハリケーン「ハービー」の影響で操業を停止していた主要製油所やパイプラインの操業再開の動きが活発化している。このため、市場では原油在庫のだぶつき懸念が後退。また、外為市場では対ユーロでドル安が進行。このため、ドル建ての原油相場は相対的な割安感からも買い支えられた。

ニューヨーク金先物12月限は反落、12月限終値は1339.00ドル、マイナス5.50。
トランプ米大統領は6日、連邦政府の債務上限問題を巡り、米議会の野党民主党執行部と12月までの3カ月間引き上げ案で合意したこと明らかにした。市場では米国の債務不履行や政府機関の閉鎖が当面回避されるとの見方が広がった。このため、「質への逃避」とされる金の売り圧力が強まった。ただ、北朝鮮情勢の緊迫化や米国の年内追加利上げ観測の後退が金相場を下支えし、下げ幅は限定的だった。