市況 9月14日
投資被害について
NY株式:ダウ61ドル高
13日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.32ドル高の22158.18、ナスダックは5.91ポイント高の6460.19で取引を終了した。
昨日の株価上昇を受けてハイテク株に利益確定の売りが広がったほか、本日は相場動意材料に乏しく、売り買いが交錯する展開となった。原油相場や長期金利の上昇が好感され、引けにかけて上昇に転じた。
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円48銭で引けた。
米国の8月生産者物価コア指数は予想をやや下回ったものの、前月から上昇したため、米債利回りの上昇に伴うドル買いが強まった。加えて、トランプ米大統領の超党派での取り組みで、税制改革法案がまとまるとの期待感が強まりリスク選好のドル買い・円売りにも拍車がかかった。
ニューヨーク原油先物10月限は小幅続伸、10月限終値は49.30ドル、プラス1.07ドル。
国際エネルギー機関と石油輸出国機構は需要見通しを上方修正したことが好感されたようだ。外為市場でユーロ安・米ドル高が進行したが、特に意識されなかった。
OPEC加盟国と非加盟国が2018年3月末の減産合意期限の延長について協議していることも買い材料となっていたようだ。
ニューヨーク金先物12月限は続落、12月限終値は1328.00ドル、マイナス4.70ドル。
外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや米長期金利の上昇が嫌気された。また、ライアン米下院議長が「税制改革の概要を25日に公表する」、「民主党による中間層の税制改革支持を歓迎する」とのコメントを発表したことも売り材料となった。米税制改革に関する協議進展への期待が広がっており、安全逃避の買いは縮小した。