市況 9月28日
投資被害について
NY株式:ダウは56ドル高
NYダウ 終値 :22340.71 前日比:+56.39
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は56.39ドル高の22340.71、ナスダックは73.10ポイント高の6453.26で取引を終了した。
昨日、イエレンFRB議長が緩やかな利上げを支持する考えを示し、利上げ観測の拡大を受けて金融株を中心に買いが先行。税制改革案の内容を見極めたいとの思惑から弱含む場面もあったが、税制改革案では概ね予想通り法人税減税と税制の簡素化を柱とする内容となり、堅調推移となった。減税の恩恵を受けるとの思惑から、ハイテク株も選好され上げ幅を拡大した。
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円80銭で引けた。
年内の米追加利上げ観測やトランプ政権・共和党による税制改革案の枠組み発表を控えた期待感でドル買いが活発となった。ただ、税制改革成立への懐疑的な見方がることから、利食いのドル売りが増えており、ドルはやや上げ渋った。
ニューヨーク原油先物11月限は反発、11月限は前日比プラス0.26ドル高の52.14ドル。
米エネルギー情報局がこの日発表した週間統計によると、先週の原油在庫は184.6万バレル減少していたことが要因。輸出は過去最高を記録した。ガソリン在庫は予想に反して増加した。原油在庫の減少は予想外だったが、石油輸出国機構加盟国とロシアなどの非加盟国による協調減産の大幅な延長に対する懐疑的な見方は残されているようだ。
ニューヨーク金先物12月限は大幅続落、12月限終値は1287.80ドル、マイナス13.90ドル。
トランプ米大統領と共和党首脳部は税制改革の概要を発表したことが要因。米長期金利は上昇し、安全逃避の金買いは縮小した。27日発表された8月の米耐久財受注は市場予想を上回ったことや、外為市場で主要通貨に対するドル買いが優勢となったことも金先物の下落につながった。