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市況  11月1日

投資被害について


NY株式:ダウは28ドル高、様子見ムード
NYダウ 終値:23377.24 前日比:+28.50

31の米国株式相場は上昇。ダウ平均は28.50ドル高の23377.24、ナスダックは28.71ポイント高の6727.67で取引を終了した。
決算発表を受けて売買が交錯し、朝方は小動きとなったが、その後は緩やかに上昇する展開となった。今週は明日のFOMC結果発表や下院の税制改革案に加えて、次期FRB議長の発表や10月雇用統計など重要イベントが続くため、様子見ムードから積極的な売買は限られた。

31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円64銭で引けた。
米国の10月消費者信頼感指数が17年ぶりの高水準に達したことや、トランプ米大統領による年内の税制改革実施に向けた前向きな発言を受けて期待が再燃しドル買いが優勢となった。

ニューヨーク原油:続伸
31日のニューヨーク原油先物12月限は続伸、WTI先物12月限はプラス0.23ドルの54.38ドルで取引を終えた。
石油輸出国機構加盟国・非加盟国による減産体制は2018年以降も維持されると期待されており、原油の供給超過状態は解消されつつあるとの見方が広がっている。企業景況感、消費者信頼感の改善も原油先物相場に対する支援材料となっているようだ。

ニューヨーク金先物12月限は反落、COMEXの金先物12月限はマイナス7.20ドルの1270.50ドルで取引終了。
10月の米消費者信頼感指数は市場予想を上回ったことやドル高を嫌気して安全逃避の買いは縮小した。米政治不安に対する投資家の警戒感は消えていないが、税制改革の早期実現に対する期待は再び広がっており、金先物の上昇を抑えた。