市況 12月6日
投資被害について
5日の市場動向。
ニューヨーク株式市場では、NYダウ平均株価が前日比109.41ドル安の2万4180.64ドルと反落した。
ニューヨーク外為市場でドル・円は、112円60銭で引けた。
米国の税制改革法案が年内に成立するとの期待にドル買い・円売りが強まった。その後、米国の10月貿易赤字が予想以上に拡大したほか、11月ISM非製造業景況指数も予想以上に低下したことに失望し、ドルは伸び悩んだ。
ニューヨーク商業取引所のWTI先物1月限はプラス0.15ドルの57.62ドルで取引を終えた。
米国内におけるシェールオイルの生産増加に対する警戒感は消えていないが、「石油輸出国機構加盟国と非加盟国は市場が均衡するまで減産路線を変更しない」とのサウジ石油相の発言が引き続き材料視された。週次の在庫統計で原油在庫の減少が予想されていることも原油先物相場を下支えした。
ニューヨーク商品取引所の金先物2月限はマイナス12.80ドルの1264.90ドルで取引終了。
ライアン下院議長は、短期的に政府運営資金を確保する法案について「われわれのメンバーと良い話し合いを持った」と記者団に語ったことが材料視された。市場関係者の間では、同法案は12月22日までの短期間の暫定予算でも議会で過半数の支持を得られる可能性が高いとみられており、安全逃避の金買いは縮小。税制改革法案の年内可決への期待は持続していることも金先物の上昇を阻む一因となった。