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市況  12月15日

投資被害について


NY株式:ダウ76ドル安
14日の米国株式相場は下落。ダウ平均は76.77ドル安の24508.66、ナスダックは19.27ポイント安の6856.53で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、堅調な11月小売売上高が好感された。その後、年内成立が期待される税制改革案にマルコ・ルビオ上院議員が反対を表明したことで、先行き不透明感から上げ幅を縮小し、下落に転じた。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円39銭で引けた。
予想を上回った米11月小売売上高を好感したドル買いが優勢となったが、共和党のルビオ米フロリダ州上院議員が現状での案に反対を表明すると、税制改革法案の年内成立に懐疑的見方が浮上し、リスク回避のドル売りが優勢となった。

ニューヨーク商業取引所のWTI先物1月限はプラス0.44ドルの57.04ドルで取引を終えた。
直近のガソリン在庫は大幅に増加したものの、原油在庫の減少傾向はしばらく続くとみられており、供給超過の状態は次第に解消されるとの見方が広がったことが要因。ドル高・ユーロ安や欧米株安を嫌気した売りが観測されたが、需給改善を期待した押し目買いが入ったことで原油先物は底堅い動きとなった。

ニューヨーク商品取引所の金先物2月限はプラス8.50ドルの1257.10ドルで取引終了。
米利上げペースは加速しないとの見方が引き続き金先物相場を下支えした。欧米株安も意識されたようだ。ただ、ユーロ安・米ドル高の相場展開となったことや米長期金利が小幅に上昇したことから、安全逃避的な金買いは大きく拡大しなかった。1260ドル近辺では戻り売り興味が確認された。