市況 12月27日
投資被害について
NY株式:ダウ7ドル安
26日の米国株式相場は下落。ダウ平均は7.85ドル安の24746.21、ナスダックは23.71ポイント安の6936.25で取引を終了した。
年末で閑散取引となる中、携帯端末のアップルを中心にハイテク株に売りが先行。利益確定や持ち高調整の売りも広がり、軟調推移となった。原油相場は上昇し、10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は市場予想を上振れたものの、相場を押し上げるには至らなかった。
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円22銭で引けた。
米長期債利回りの伸び悩みに伴うドル売りがやや優勢となった。
ニューヨーク原油先物2月限は大幅続伸、2月限終値は59.97ドル、プラス1.50ドル。
リビアでパイプラインの爆発する事件が発生したことやサウジアラビアが原油収入の増加を想定していることが伝えられたことが要因。需給関係の改善を意識した買いは継続しているようだ。石油輸出国機構加盟国と非加盟国による協調減産体制期限の延長によって供給超過の状態はある程度解消されるとの見方は変わっていない。
ニューヨーク金先物2月限は続伸、2月限終値は1287.50ドル、プラス8.70ドル。
米長期金利が伸び悩んだことや、スペインの内政不安、北東アジアにおける地政学リスク増大に対する警戒感が金先物に対する支援材料となった。金連動型上場投資信託「SPDRゴールド・シェアーズ」を通じた金投資増加の思惑も残されているようだ。