先物情報、先物被害 3月1日
投資被害について
ニューヨーク株式:NYダウは380ドル安
28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は380.83ドル安の25029.20、ナスダックは57.35ポイント安の7273.01で取引を終了した。
昨日の株価下落を受けて、買い戻しが先行。しかしながら、原油相場の下落に加えて10-12月GDP改定値が速報値から下方修正されたほか、2月シカゴ購買部協会指数も予想を下振れ、午後にかけて上げ幅を縮小し下落に転じた。
2月28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円70銭で引けた。
米10-12月期GDP改定値や、1月中古住宅販売成約指数、2月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を下回ったため、債券利回りの低下に伴いドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物4月限は大幅続落、原油4月限終値は61.64ドル、マイナス1.37ドル。
供給増加への警戒感が再び高まっている。米エネルギー情報局が公表した週次原油在庫統計で、原油在庫とガソリン在庫はいずれも市場予想を上回る増加となったことが要因。EIAは昨年11月の米国の原油生産量は過去最高だったと発表したことや、イラクのアバディ首相がトルコ経由でキルクーク産の原油輸出を近く再開すると述べたことも材料視されたようだ。
ニューヨーク金先物4月限は伸び悩み、金4月限終値は1317.90ドル、マイナス0.70ドル。
一時1323.70ドルまで買われたが、ユーロ安・米ドル高の相場展開や米国金利の先高観を意識して安全逃避的な金買いは縮小した。パウエル米連邦準備理事会議長の議会証言内容を意識した売りが観測された。ただし、通常取引終了後にNYダウが大幅安となっており、金先物は下げ渋っている。