先物被害、先物情報 3月16日
投資被害について
ニューヨークダウは115ドル高
15日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は115.54ドル高の24873.66、ナスダックは15.07ポイント安の7481.74で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が50年ぶりの低水準となったほか、NY連銀製造業景況指数が予想を上振れたことが好感され買いが先行。しかしながら、米中貿易摩擦への警戒感が根強く、上値の重い展開となった。
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円37銭で引けた。
保護貿易推進派のナバロ国家通商会議委員長が「世界の貿易戦争を勃発させることなく関税を導入させることは可能」と発言し、貿易戦争に対する過度の警戒感は後退し、ドル買いやリスク選好の円売りが観測された。ただ、モラー特別検察官がロシアとの取引を探るためトランプオーガニゼーションに対し召喚状を送付したとの報道でロシアゲート疑惑が再燃し、伸び悩んだ。
ニューヨーク原油先物4月限は続伸、原油4月限終値は60.96ドル、プラス0.23ドル。
時間外取引を含めて一時61.54ドルまで買われた。米国内のシェールオイル生産拡大に対する警戒感は消えていないが、一部で供給不安が指摘されており、原油先物は底堅い動きを見せた。雇用や企業景況感に関連した経済指標が改善したことも買い材料となったようだ。
ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1317.80ドル、マイナス7.80ドル。
時間外取引を含めて1314.90ドルまで売られた。雇用や企業景況感に関連する一部経済指標が改善したことや、為替が米ドル高・ユーロ安の相場展開となったことが要因。米国家経済会議(NEC)の次期委員長となるラリー・クドロー氏がドル買い・金売りについて言及したことも金先物相場の反発を抑制した。