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先物被害、先物情報  3月20日

投資被害について


ニューヨークダウは335ドル安
19日の米国株式相場は下落。ダウ平均は335.60ドル安の24610.91、ナスダックは137.74ポイント安の7344.24で取引を終了した。

SNSのフェイスブックによる情報漏洩問題を巡り、欧米議会で調査を求める動きが活発化した。今回の問題は他のハイテク企業でも起こり得るとの懸念も強く、ハイテク株を中心に売りが先行。中国との貿易摩擦問題への懸念も根強く、終日下落する展開となった。ダウは一時490ドルを超す下落となった。


19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円07銭で引けた。
クロス円絡みの買いに一時上昇したが、株安を嫌いリスク回避の円買いや米債利回りの上昇幅が縮小したためドル売りが再燃し伸び悩んだ。

ニューヨーク原油先物5月限は反落、原油5月限終値は62.13ドル、マイナス0.29ドル。
時間外取引を含めて一時61.45ドルまで下落した。 米株式市場が軟調に推移したことや、米国のシェールオイル増産が続くと見られていることが圧迫要因となった。ナスダック総合指数は最高値圏から押し戻されているほか、S&P500やダウ平均は2月の世界同時株安以降はもみ合いが続いている。

米国ではシェールオイルの増産が続く見通しで、米エネルギー情報局はシェールオイルの主要7地域の生産量は4月に日量700万バレル近くになると想定している。米国が始めた貿易戦争によって、米経済の楽観論はやや陰っているものの、シェールオイルの増産ペースに目立った変化はみられない。

ただ、イランの核開発を制限する合意の先行きが不透明であることから、下値は限定的だった。ドル安も支援要因。共和党のコーカー上院議員は「トランプ米大統領は5月にイラン核合意から離脱すると予想する」と述べており、米国がイランに対する経済制裁を再開し、イランが核開発を再開するとの警戒感がある。イランが核開発を進めると、サウジアラビアとの緊迫感が強まる。

時間外取引で5月限は弱含み。通常取引開始を控えて切り返し、62.44ドルまで小幅高となる場面はあったが、上値は重かった。通常取引開始後は売りが強まり61.45ドルまで安値を更新。ただ、売りに持続性はなく、下げ幅を縮小して引けた。


ニューヨーク金先物4月限は反発、金4月限終値は1317.80ドル、プラス5.50ドル。
金4月限は、反発。時間外取引では1307.4~1314.4ドルのレンジで推移、前日比2.6ドル安の1309.7ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、ユーロ安を受けて軟調となり、1日以来の安値1307.4ドルを付けた。

立会時間は、米大統領選でトランプ陣営が契約したデータ会社が、フェイスブック利用者の個人情報を収集したとの報道を受けてドル安・株安に振れたことを受けて地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破すると、買い戻しなどが入って上値を伸ばし、1319.6ドルまで上昇した。

米連邦公開市場委員会での利上げが見込まれるなか、ドル高に振れたことが圧迫要因になったが、フェイスブックの報道をきっかけにドル安・株安に転じ、金は買い戻し主導で上昇した。