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先物被害、先物情報  4月10日

投資被害について


ニューヨークダウは46ドル高
9日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は46.34ドル高の23979.10、ナスダックは35.23ポイント高の6950.34で取引を終了した。
米中貿易摩擦問題について、ムニューシン財務長官やクドロー国家経済会議委員長が、交渉による解決を支持していることから、警戒感が和らぎ買いが先行。
原油高も好感されたが、今週から始まる1-3月期決算を控えて、企業業績動向を見極めたいとの思惑から上げ幅を縮小する展開となった。


9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円75銭で引けた。
トランプ米政権が対中貿易問題に関する姿勢を和らげたため、米債利回り上昇に伴うドル買いが一時優勢となった。しかし、米連邦議会予算事務局による財政赤字の拡大予想や、米連邦捜査局がトランプ大統領の私的弁護士の事務所を強制捜査したとの報道を受けてNYダウなどの上げ幅が縮小したことから、リスク回避的なドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物5月限は反発、5月限終値は63.42ドル、プラス1.36ドル。
時間外取引を含めて一時63.61ドルまで買われた。
米中貿易戦争に関して楽観的な見方が先行し、アジアに次いで欧米も株高になったことや、シリアを巡って再び中東の地政学的リスクが増大したことで買われる展開となった。ドルインデックスが下落して、ドル安に振れたことも支援材料。

5月限はアジアの時間帯の夜間取引から62ドル台前半で強含む展開となっていた が、欧州の時間帯に入ると、さらに騰勢を強めてそのまま63ドルを突破した。米国の時間帯に63.50ドル台に乗せて、この日の高値となる63.61ドルを付けた。その後はやや軟化するも、63.30ドルのエリアで下値が堅く、大幅高水準を維持した。

米中貿易戦争懸念に関しては、米大統領経済諮問の一人、ラリー・クドロー氏が「この問題は、交渉で解決することも可能」という見方を示したことで、市場に楽観的な見方が広がった。

トランプ米大統領は、シリアの市民に対する化学兵器使用でアサド政権を非難し、「今後24~48時間以内」に重大な決断をすると、シリアへの軍事攻撃の可能性を匂わせている。
一方、シリアに駐留しているロシア軍は、シリア政府軍の市民への化学兵器攻撃を否定して、米国の軍事介入をけん制するコメントを出している。


ニューヨーク金先物6月限は続伸、6月限終値は1340.10ドル、プラス4.00ドル。
時間外取引を含めて1341.50ドルまで下落した。為替相場がユーロ高・米ドル安に振れたことや株高が一服したことが意識されたようだ。米中貿易摩擦解消への期待はあるものの、具体的な進展はないことから、安全逃避の買いは縮小しなかった。

立会時間は、ドル安を受けて地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破すると、1341.5ドルまで上昇した。
トランプ米大統領が貿易摩擦に対する楽観的な見方を示すなか、株高となった。ただドラギ欧州中央銀行総裁の発言を受けてユーロ高に振れると、金は押し目を買われて堅調となった。