投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

先物被害、先物取引被害   4月24日

投資被害について


ニューヨークダウは14ドル安
23日の米国株式相場は下落。ダウ平均は14.25ドル安の24448.69、ナスダックは17.52ポイント安の7128.60で取引を終了した。
長期金利上昇への警戒感や、今週に予定される複数の主要ハイテク企業決算を見極めたいとの思惑が交錯し小動き。引けにかけて下落する展開となった。


23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円71銭で引けた。
3月米中古住宅販売件数や4月製造業PMI速報値が予想を上回ったことや、ムニューシン米財務長官が訪中を検討しているとの報道がドル買い材料となった。米10年債利回りは3%近辺まで上昇したこともドル買いに拍車がかかった。さらに、日本銀行の黒田総裁が物価目標達成にはほど遠く、「非常に強い緩和策を続ける必要がある」と指摘したため、円売りも優勢となった。

ニューヨーク原油先物6月限はやや強含み、原油6月限終値は68.64ドル、プラス0.24ドル。
時間外取引を含めて67.14ドルまで下落する場面があったが、69.03ドルまで上昇した。中東情勢の悪化や米経済指標の改善を意識して原油先物相場は反転、上昇した。

石油輸出国機構を中心に行っている協調減産の延長をサウジアラビアが目指している一方で、ロシアは減産枠の縮小協議を示唆し、協調減産の今後について足並みの乱れが見えることから売りが強まる場面はあったが、イスラム教シーア派武装組織のフーシ派がイエメンから発射したミサイルをサウジアラビアが再び迎撃したことや、イエメンでサウジが主導する部隊がフーシ派の幹部を殺害したことで中東の緊迫感が高まった。イランが支援するフーシ派はこのところサウジに対するミサイル攻撃を強めている。サウジとイランの険悪な関係はさらに悪化している。

米国の金利が上昇しているなかでも、以前のように株式市場が崩れていないことは原油相場を支えた。米連邦準備理事会のバランスシート縮小や、米インフレ率の加速見通しを背景に各期間で米利回りは上昇しているものの、金利の正常化は楽観的な景気見通しを遮る不安要因とはみなされておらず、石油需要の拡大見通しを不透明にしていない。ガソリンなど石油製品価格が年初来高値を更新したことも原油の支援要因。

時間外取引で6月限の方向感は限定的だったが、通常取引開始を控えて売りが強まると67.14ドルまで下落。ただ、売りが強まったのは一時的で上げに転じると、68.92ドルまで上昇した。

ニューヨーク金先物6月限は続落、金6月限終値は1324.00ドル、マイナス4.70ドル。
時間外取引を含めて1323.80ドルまで売られた。米長期金利の上昇やドル高を嫌気した売りが入った。安全逃避的な金買いはさらに縮小した。ムニューシン米財務長官が訪中を検討しているとの報道は売り材料となったようだ。

金6月限は大幅続落。時間外取引から売り優勢となり、1330ドル割れとなり、1328ドル台まで軟化。週末に北朝鮮が核実験の中止と、核実験場の廃棄を表明したとのニュースがあり、北朝鮮リスクが後退、ドルが堅調な値動きとなったことが弱材料となった。日中取引開始後も売り圧力が強く、下げ幅を拡大し、1323.8ドルまで下落し、今月6日以来の安値をつけた。

引き続き、米10年債利回りは上昇し、米金利の上昇傾向が続いたことで戻りは鈍く、ほぼこの日の安値で引けた。投機家の手じまい売りが先行したとみられ、その一方で押し目買い慎重姿勢で日足は3日連続の陰線引けとなった。