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先物被害  6月19日

投資被害について


ニューヨークダウは103ドル安、貿易摩擦への懸念が相場の重し

18日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は103.01ドル安の24987.47、ナスダックは0.65ポイント高の7747.02で取引を終了した。
対中貿易摩擦への懸念から売りが先行。6月NAHB住宅市場指数が年初来の低水準に落ち込んだことも嫌気された。原油相場の上昇に伴い、引けにかけて下げ幅を縮小したものの、上値の重い展開となった。


18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円56銭で引けた。
米中貿易戦争への懸念や、予想を下回った米国の住宅関連指標を受け、米債利回りの低下を背景にドル買いが後退。リスク回避の円買いも優勢となった。その後、株式相場が下げ止まったため、ドル買い・円売りが再燃した


ニューヨーク原油先物8月限は続伸、原油5月限終値は65.69ドル、プラス0.84ドル。

石油輸出国機構総会を今週22日に控えて荒っぽい値動きとなるなか、先週末の軟調な流れを引き継いで週明けの時間外取引では下落したものの、売りが一巡するとプラス圏へ切り返した。OPEC総会に先立って、19日にOPEC加盟国と非加盟国による合同専門委員会、21日には共同閣僚監視委員会が行われる。

ロシアのノバク・エネルギー相が7-9月期だけで日量150万バレルの協調減産の縮小を検討していると伝わったことが重しとなったほか、OPEC総会の開催地であるウィーンに到着したエクアドル石油相もロシアとサウジが日量150万バレルの増産を主張していると述べた。これが生産量の変更についての唯一の提案であるという。

ただ、先週末の米中貿易摩擦を警戒感した売りが行き過ぎだったとの認識が強まったことが買い戻しを誘ったほか、OPEC総会を控えた値ごろ感から押し目買いも入った。今回のOPEC総会における増産幅は不透明だが、増産が合意に至るとの見通しはすでに織り込まれていることも軟調な流れが反転した背景。イランやイラクなどが増産に反対している。

米エネルギー情報局が発表した掘削生産性報告によると、主要7地域のシェールオイルの生産量は7月に733万9000バレルまで一段と拡大する見通し。これまでと同様にパーミアン盆地の生産量が全体を牽引する。5月の掘削済みの坑井は1316本となり、年初から掘削ペースは落ち着いてる一方で、仕上げ済みの坑井は1285本まで増加した。仕上げ作業待ちの坑井も7772本まで増加している。


ニューヨーク金先物8月限は下げ渋り、金8月限終値は1280.10ドル、プラス1.60ドル。

金8月限は小幅高。時間外取引から修正高となったが、戻りは限定的で1285ドルが抵抗線となった。15日の下げでテクニカル要因が悪化したことや、ドル堅調が戻り圧迫要因。日中取引開始後はニューヨーク時間の午前10時半頃から地合いを緩め、 1279.5ドルをつけ、時間外取引の安値1279.9ドルをわずかに割り込んだ。しかし下値は堅く、プラスサイドを維持し、終盤も小高い状態を維持した。この日は中国が祝日、欧米の主要な経済指標の発表がなく、玉整理中心の取引となった商状。

COMEXのホームページ上で発表された推定出来高は、15日から大幅減となり、新規 売買は手控えから、ポジション整理の玉整理が中心の取引となったもよう。ドルはニュ-ヨーク金の引け後に一時売り優勢となる場面があったが、方向性を欠いた展開。