1月25日
投資被害について
ニューヨーク原油は小反発。終値の前営業日比は、0.01ドル安~0.51ドル高。
前日の引け後に米石油協会から発表された週間米原油在庫が前週比655万バレル増となり、アジア時間の時間外取引から売り優勢となった。欧州時間は戻り鈍く小幅安で推移。日中取引開始後も小幅安を引き継いだ。
午前中に米エネルギー情報局から発表された週間原油在庫が前週比797万バレルの急増となったが、期近3月限は52ドルが支持線となり、下値の堅い商状となった。正午前から買い戻され、53ドル台を回復し、午後も小高く推移。戻りは限定的だったが、53ドル台を維持し、小高く引けた。
EIA原油在庫はAPI在庫を上回る増加幅を示し、 昨年11月23日以来、約2カ月ぶりの高水準となった。ただし受け渡し地であるオクラホマ州クッシングぐ地区の在庫が減少したことが支援材料。
近3月限は時間外取引で52.09ドルまで下落。日中取引では52.07ドルまで下落したが、52ドル割れがないとみると、あっさりと下値を切り上げ、プラスサイドに浮上した。当面の弱材料はいったん出尽くし感から短期筋の買い戻しに主導された自律修正高ムードとなった。
ニューヨーク金は反落。終値の前日比は、4.8~4.0ドル安。
2月限は反落。時間外取引では、ユーロ安を受けて軟調となった。日中取引では、昨年12月27日以来の安値1275.3ドルを付けたのち、ユーロ安一服を受けて下げ一服となったが、戻りは限られた。
時間外取引では1276.8~1283.9ドルのレンジで推移、前日比6.0ドル安の1278.0ドルとなった。2月限は、安寄りしたのち、ユーロの戻りが売られたことを受けて軟調となった。
立会時間は、ユーロ安を受けて昨年12月27日以来の安値1275.3ドルを付けた。その後は、ユーロ安一服を受けて下げ一服となり、1283.0ドルまで戻したが、ユーロの戻りが一服すると上げ一服となった。
欧州中央銀行総裁がユーロ圏の経済成長に対するリスクは下向きに移行したとの認識を表明し、ユーロ安に振れたことが圧迫要因になった。ただロス米商務長官が、米中通商交渉について、妥結には程遠いとの見方を示し、ドル安に振れる場面も見られ、金は安値から戻した。