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3月26日

投資被害について


ニューヨークダウ14ドル高、世界経済減速への懸念で投資家心理が悪化

米国株式相場はまちまち。

ダウ平均は14.51ドル高の25516.83、ナスダックは5.13ポイント安の7637.54で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、世界経済減速への懸念が根強くアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も終日もみ合う展開となった。ロバート・ムラ?特別検察官が2016年の大統領選へのロシア政府の関与について証拠不十分として一連の捜査を終了したものの、株式相場への影響は限定的だった。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円02銭で引けた。

米国の2月シカゴ連銀全米活動指数は3カ月連続でマイナス、3月ダラス連銀製造業活動指数も予想を下回った。一部長短金利の逆転を受けた景気後退への懸念は存続しており、米利下げ観測浮上に伴うドル売りやリスク回避の円買いが観測された。


ニューヨーク原油先物5月限は伸び悩み、原油5月限終値は58.82ドル、0.22ドル安。

欧米株式市場の下値が限定的だったことから、世界的な景気減速に伴う石油需要の下振れを懸念した売りは先週末と比較して和らいだ。主要な欧州株価指数は下げて引けたものの、米株価指数は高安まちまちだった。3月のドイツifo景況感指数が99.6と、前回よりも上昇したことが警戒感を後退させた。ドイツは世界的な景気減速懸念の中心にあり、主要国のなかでも不透明感が強い。

季節的に米国の需給に注目が集まりやすくなっていることは相場を下支えした。春から夏場にかけてガソリン需要が盛り上がる時期であり、ガソリン需要はすでに上向いている。需要の高まりに対応するため、米国内の製油所は稼働率を引き上げており、原油在庫には取り崩し圧力が強まっている。

北半球の需要期に石油輸出国機構を中心とした産油国が協調減産を続ける可能性があることは支援要因。サウジアラビアやロシアなどOPECプラスは少なくとも6月まで日量120万バレルの協調減産を維持する。サウジは6月以降も減産を続けることを示唆している。



ニューヨーク金先物4月限は続伸、金4月限終値は1322.60ドル、10.30ドル高。

世界的な景気減速懸念を受けて株安に振れたことが支援要因になった。また米10年債の利回りが低下し、ドルの上値が重かったことや、逆イールドが拡大したことも金の支援要因になった。