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4月5日

投資被害について


ニューヨークダウ166ドル高、米中貿易交渉が山場を迎える

米国株式相場はまちまち。

ダウ平均は166.50ドル高の26384.63、ナスダックは3.77ポイント安の7891.78で取引を終了した。米中通商協議が最終局面に入り、午後には首脳会談の日程調整の為にトランプ大統領と劉副首相の会談が予定されるなど、貿易摩擦解消に向けた両国の合意期待から買いが先行。その後、ダウは上昇したものの、ナスダック総合指数は小幅下落となった。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円66銭で引けた。

米国の週次新規失業保険申請件数が50年ぶり低水準を記録したため、ドル買いが優勢となった。また、米中首脳会談実施への期待も広がり、リスク選好の円売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物5月限は弱含み、原油5月限終値は62.19ドル、0.33ドル安。

2月のドイツ製造業受注が一段と低下し、下降トレンドを鮮明にしたことで世界的な景気減速懸念が強まった。石油需要の下振れが警戒されている。米中通商協議が最終合意に向けて前進しており、本日にも首脳会談の日程が発表される可能性があると伝わっているが、これまで協議が難航してきたことから、相場の押し上げにはつながらなかった。一時70ドルの節目に到達したブレント原油が高値から押し戻されて引けたことも重し。

ただ、供給不足が懸念されていることが下値を支えた。石油輸出国機構を中心とした産油国は少なくとも6月まで日量120万バレルの協調減産を続ける予定であるほか、6月以降も減産を続ける可能性がある。米国がイランやベネズエラに対する制裁を行っていることも、世界的な供給減少につながっている。

5日に3月の米雇用統計が発表されることは値動きを抑制した。2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが大幅に鈍化したことで、ユーロ圏や中国に続いて、米国の不透明感も強まっている。



ニューヨーク金先物6月限は小幅続落、金6月限終値は1294.30ドル、1.00ドル安。

米新規失業保険申請件数が49年ぶりの低水準まで減少し、労働市場の堅調が示され、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。ただ世界的な景気減速懸念は残っており、テクニカル要因の売りが一巡すると、安値を買い拾われた。