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4月16日

投資被害について


ニューヨークダウ27ドル安、主要金融決算を嫌気

米国株式相場は下落。

ダウ平均は27.53ドル安の26384.77、ナスダックは8.15ポイント安の7976.01で取引を終了した。4月ニューヨーク連銀製造業景況指数が予想を上振れた一方で、主要金融決算が嫌気された。しかし今週から本格化する1-3月期決算を見極めたいとの思惑から、引けにかけては下げ幅を縮小。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円04銭で引けた。

米国の4月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回りドル買いが優勢となった。ただ、その後は日米通商協議控えてドルは伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物5月限は反落、原油5月限終値は63.40ドル、0.49ドル安

週末にシルアノフ露財務相が、石油輸出国機構は増産を決定する可能性があるとの認識を示したことが売りを誘った。同財務相は「米国が市場で優位になるなか、シェアを失うべきか、それとも減産合意をやめるべきかジレンマがある」と述べた。OPECやロシアを中心とした産油国は6月まで日量120万バレルの協調減産を続けるが、それ以降に関しては未定。OPECの舵取り役であるサウジアラビアは減産継続を主張している反面、ロシアは減産に消極的。

リビア内戦で、国際的に認められた暫定政府に対して攻撃を仕掛けたリビア国民軍の攻勢が失速したと伝わっていることも圧迫要因。リビア西部のトリポリ周辺で衝突が続いているものの、暫定政府側の援軍によってLNAは前進を阻まれている。

米エネルギー情報局が発表した掘削生産性報告によると、主要7地域のシェールオイル生産量はさらに拡大する見通し。5月には日量846万バレルまで増加すると想定されている。昨年8月にかけて前年同月比の増産ペースは加速を続けた後、今月にかけては伸びが減速しているが、5月は再び加速すると見通されている。

米国の制裁を背景としたイランやベネズエラの減産見通しは下値を支えた。ベネズエラは経済危機にあり、原油生産量が回復は期待できない。イランの生産量は米国の制裁次第。再来週の週末には、米国のイラン石油制裁の緩和期間が終了する。


ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1291.30ドル、3.90ドル安

前週末に発表された米金融機関大手JPモルガンとウェルズファーゴの好決算を受けて株高に振れたことが圧迫要因になった。ただこの日はゴールマン・サックスの決算で株式トレーディング収入が予想以上に減少し、株安に振れると、金は安値から戻した。