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4月23日

投資被害について


ニューヨークダウ48ドル安、決算発表を控えて手控えムード

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は48.49ドル安の26511.05、ナスダックは17.21ポイント高の8015.27で取引を終了した。今週は多くの主要企業決算が予定されており、発表内容を見極めたいとの思惑から売りが先行。米国が一部の国・地域に対してイラン産原油禁輸の適用除外措置を終了することが報じられ、原油高からS&P500及びナスダック総合指数は小幅上昇に転じたものの、航空機メーカーのボーイングの工場での杜撰な生産体制が報じられ、ダウは軟調推移となった。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円94銭で引けた。

米国の3月シカゴ連銀全米活動指数、中古住宅販売件数が予想を下回ったためドル売りが優勢となった。その後、「民主党のシューマー院内総務が速やかな利下げを支持しているムーアFRB理事候補を承認しないよう共和党上院議員に要請した」との報道や米債利回り上昇を受けて、ドル売りは一段落。


ニューヨーク原油先物6月限は大幅高、原油6月限終値は65.55ドル、1.48ドル高

米国が来月でイランに対する石油制裁の免除期間を予定どおり終了し、各国に対してイランからの原油輸入をゼロにするようあらためて要求したことが相場を押し上げた。米国は昨年からイラン制裁を再開しており、石油制裁については原油高を危惧して180日間の免除期間を設けた。ポンペオ米国務長官は来月以降の猶予期間はないと表明している。イランの原油輸出は日量100万バレルを下回る水準まで減少しているが、規模としては依然として大きい。

米ホワイトハウスは、供給を確保するためサウジアラビアやアラブ首長国連邦と協力している述べたが、イランの減産を石油輸出国機構加盟国が埋め合わせるのか不明。OPECやロシアを中心とした産油国は6月まで日量120万バレルの協調減産を継続する予定。年後半についてはサウジとロシアの意見調整が続いている。

中東の盟主を巡ってサウジアラビアとイランは敵対関係にあり、サウジが増産する動機はある。ただ、昨年米国がイランに対する石油制裁を開始した際に、サウジなど主要な産油国は米国の意向に従ってイランの減産分の穴埋めに動いたが、米国は石油制裁の一部免除を発表し、昨年末にかけて原油価格が大きく下げた経緯がある。また、OPECは米国の石油生産輸出カルテル禁止法案の成立を強く警戒している。


ニューヨーク金先物6月限は小幅高、金6月限終値は1277.60ドル、1.60ドル高

原油急伸が支援要因となったが、日中取引で戻りを売られて上げ一服となった。米国の住宅市場の弱含みに対する懸念が残るが、テクニカル面で弱気であり、ポジション調整の売りが出やすい。