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5月8日

投資被害について


ニューヨークダウ473ドル安、米中貿易摩擦を巡る警戒感が広がる

米国株式相場は下落

ダウ平均は473.39ドル安の25965.09、ナスダックは159.53ポイント安の7963.76で取引を終了した。ライトハイザー米通商代表部代表が、中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げを10日に実施すると明らかにし、米中通商協議への先行き懸念が一層強まり、売りが先行。欧州株も全面安となるなど、投資家心理が急速に悪化したことから終日大幅下落となった。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円25銭で引けた

ライトハイザー米通商代表部代表やムニューシン米財務長官が2000億ドル規模の中国製品輸入に対する関税を従来の10%から25%に引き上げる方針を確認したため、米中貿易摩擦の深刻化、長期化を懸念したリスク回避の円買いや米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物6月限は反落、原油6月限終値は61.40ドル、0.85ドル安

米中通商協議の不透明感が引き続き金融市場全体を圧迫するなか、株安・原油安となった。トランプ米大統領は中国からの輸入品2000億ドル分について、今週10日に関税を10%から25%に引き上げると表明しているほか、まだ対象となっていない3250億相当についても敵対的な関税を付加すると示唆している。中国側の交渉団は9日から米ワシントン入りするが、今週の通商協議再開を控えて緊迫感が高まっている。

米エネルギー情報局が月報で、2019年と2020年の原油生産見通しを上方修正したことは圧迫要因。19年は従来の日量1239万バレルから同1245万バレルに、20年は従来の同1310万バレルから同1338万バレルに引き上げられた。2019年の石油の需要見通しは従来の日量2081万バレルから同2070万バレルに下方修正された。

今週の米エネルギー情報局週報でも原油在庫が増加するとみられていることは重し。先週の週報で、米原油在庫は2017年9月以来の水準まで積み上がっている。米原油在庫の市場予想は前週比120万バレル増。


ニューヨーク金先物6月限は小幅続伸、金6月限終値は1285.60ドル、1.80ドル高

金6月限は小幅高。時間外取引では、米中の通商協議に対する不透明感が強い中、日本、中国株が売り優勢も下げ幅が限定的なことから買いは見送られ、小安く推移した。1280ドル支持線となり、下値は堅かった。
日中取引は、1279.1ドルまで下げ幅を拡大したが、前日6日の安値1278.1ドルを試す前に下値を切り上げた。欧米の株価の下落を受け、押し目買い意欲が強まり、プラスサイドに浮上。終盤の取引で1287.3ドルまで上昇。前日6日の高値1278.1ドルを上抜くことができず、往って来いの展開となったが、小高く引けた。米10年債の利回りの低下は支援材料。ドルは一時、売り優勢も下値堅く推移。対円では下落したが、対ユーロではしっかりとなり、ドル全体の値動きを示す、ドルインデックス指数は97.5台で小幅高。