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5月9日

投資被害について


ニューヨークダウ2ドル高、米中高官協議を控えて様子見ムード

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は2.24ドル高の25967.33、ナスダックは20.44ポイント安の7943.32で取引を終了した。中国側は米国が関税を引き上げた場合、必要な対抗処置を取ると表明するなど、明日から始まる米中高官協議の行方を見極めたいとの思惑から、寄付き後からもみ合う展開となった。その後は緩やかに上昇したものの、引けにかけて弱含んだ。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円10銭に戻して引けた。

中国政府は米国との通商協定での合意を望んでいることを米国政府に伝えたことをトランプ大統領が明らかにしたため、リスク回避の円買いドル売りは後退した。しかし、米通商代表部は中国製品への制裁関税を10日に引き上げることを正式に申請し、中国も必要に応じて報復措置をとる断固とした方針を示したため、リスク回避の動きが再燃。その後、低調な米10年債入札結果を受けた米債利回りの上昇で、ドル買いが再燃した。


ニューヨーク原油先物6月限は反発、原油6月限終値は62.12ドル、0.72ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が市場予想に反して減少したことが好感された。原油輸入量が低水準で推移していることが原油在庫を抑制した。ただ、製油所稼働率は88.9%と伸び悩んでおり、前年並の原油消費量には達していない。米原油生産量は前週比10万バレル減の日量1220万バレルだった。

4月の中国貿易統計で、拡大を続ける原油輸入量が日量1068万バレルと過去最高水準を更新したことも背景。ただ、米国がイラン産原油の禁輸措置を講じる前に、駆け込み的にイランからの原油輸入が増加したとみられている。

9日からの米中通商協議に対する警戒感は上値を抑えた。中国の劉鶴副首相が9~10日に米ワシントンを訪米する。トランプ大統領は2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10日付けで10%から25%へ引き上げることを表明している。


ニューヨーク金先物6月限は小幅安、金6月限終値は1281.40ドル、4.20ドル安

中国の貿易統計で輸出が予想外に減少し、米中の通商協議に対する懸念が強い。ただこの日は中国に対する関税引き上げを織り込んで株安が一服したことが金の圧迫要因になった。中国の劉鶴副首相が通商協議のため9~10日に訪米するが、中国商務省は、米国が関税を引き上げるなら対抗措置を取ると警告している。