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6月28日

投資被害について

ニューヨークダウ10ドル安、米中首脳会談控えて様子見ムード

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は10.24ドル安の26526.58、ナスダックは57.79ポイント高の7967.76で取引を終了した。G20首脳会議の開催を週末に控えて、29日の米中首脳会談での貿易協議の進展期待から、買いが先行。中国が同国通信機器メーカーの華為技術に対する制裁緩和を要求しているとの報道もあり、上値の重い展開となった。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円79銭で引けた

米1-3月期国内総生産確定値は市場予想を下回ったほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したため、米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。また、クドロー国家経済会議委員長が対中追加関税を米国が進める可能性があることを言及したほか、中国が貿易協定合意条件として制裁関税の完全撤廃を求めているとの報道を受けて、米中首脳会談への期待を受けた円売りは後退した。


ニューヨーク原油先物8月限はもみ合い、原油8月限終値は59.43ドル、0.05ドル高

今週末の米中首脳会談や来週の石油輸出国機構総会を控えて売買が見送られた。サウスチャイナ・モーニング・ポストは、米中貿易戦争が一時休戦で合意に達したと報じたものの、中国外務省はこの報道を否定した。米中首脳会談は日本時間の29日11時半から行われる。トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席と会談する前に、サウジアラビアのムハンマド皇太子と朝食を取る。

トランプ米大統領は通商協議が最終合意に達しなければ、中国からの輸入品に対する関税を拡大することを示唆している。中国は米国向けのレアアース輸出の制限をちらつかせており、首脳会談後に貿易戦争が激化する可能性がある。

来週1~2日にかけて行われる石油輸出国機構総会では協調減産の延長が検討されている。減産規模についてはまだ固まっていないが、現行の日量120万バレルの減産が協議の軸となっているもよう。イラクのガドバン石油相は、減産規模の強化が協議される可能性があると述べた。今月、ロイター通信は関係筋の話として、アルジェリアが日量180万バレルの減産を提案したと伝えている。

イランの低濃縮ウランの貯蔵量は核合意で定められた上限に迫っているものの、27日時点では超過していないもよう。イラン政府筋によると、30日以降に貯蔵量についての発表があるようだ。イランの低濃縮ウランの保有上限は核合意で300キロと定められている。これを上回ると合意違反となる。


ニューヨーク金先物8月限は弱含み、金8月限終値は1412.00ドル、3.40ドル安

週末の米中首脳会談に対する期待感が圧迫要因となったが、米紙ウォールストリート・ジャーナルの報道で不透明感が出たことを受けて下げ一服となった。中国政府が、華為技術への米国技術売却禁止を米国政府が撤回するよう主張と報じられ、合意期待が後退した。