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7月3日

投資被害について

ニューヨークダウ69ドル高、米欧貿易摩擦への警戒感が重石

米国株式相場は上昇

ダウ平均は69.25ドル高の26786.68、ナスダックは17.93ポイント高の8109.09で取引を終了した。米通商代表部が、検討中である欧州連合からの輸入品210億ドル相当の関税対象リストに40億ドル相当を新たに追加することを提案し、米欧貿易摩擦への懸念から売りが先行。原油安も嫌気されたものの、独立記念日の祝日を控えて閑散取引となり、小動きとなった。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円88銭で引けた

ナバロ米大統領補佐官の「米中通商協議が妥当な合意に達するには時間を要する」との発言や原油相場の急落を受けて、米10年債利回りが1.97%台まで低下し、ドル売り、円買いが優勢になった。


ニューヨーク原油先物は大幅反落、原油8月限終値は56.25ドル、2.84ドル安

石油輸出国機構やロシアを中心とした産油国は現行の日量120万バレルの減産を来年3月まで延長することを決めたが、供給不足よりも石油需要の下振れが警戒されていることで、売りが強まった。製造業を中心に各国の購買部担当景気指数は低下を続けており、週明けに発表された6月の米供給管理協会製造業景気指数も弱かった。

先週末の米中首脳会談で、公式の通商協議を再開することで合意に至ったものの、最終合意までの道筋は依然として不透明であり、交渉が続く限りは景気を圧迫すると想定されている。米中貿易摩擦による世界経済への逆風は続く見通し。

米国とイランの対立によって中東情勢は緊迫化しているものの、足元で両国に目立った動きはない。ただ、イラン国内の低濃縮ウランの貯蔵量は核合意で定められた300キロを超過し、2015年以降で初めての合意違反となっている。イランが提示した猶予期間内に欧州などが米国の制裁からイランを保護できないようだと、イランは高濃度のウラン濃縮を開始することを示唆している。


ニューヨーク金先物は大幅反発、金8月限終値は1408.00ドル、18.70ドル高

1日のSPDR現物保有高は800トン台に乗せるまで急増。米連邦公開準備委員会が開催の初日となった6月18時点は764.102トン。約半月で4.7%増加した。