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7月4日

投資被害について

ニューヨークダウ179ドル高、利下げ期待が強まる

米国株式相場は上昇

ダウ平均は179.32ドル高の26966.00、ナスダックは61.14ポイント高の8170.23で取引を終了した。独立記念日の前日の為、午後1時までの短縮取引で閑散となる中、6月ADP雇用統計が予想を下振れ、利下げ期待から買いが先行。欧州中央銀行次期総裁に、金融緩和に積極的なラガルド国際通貨基金専務理事が指名されたことから欧州株が全面高となり、終日堅調推移となった。主要株価指数は最高値を更新した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円85銭付近で引けた

この日発表された米国の経済指標の多くが予想を下回るなか、株高となったことから円売りが徐々に優勢になった。


ニューヨーク原油先物は反発、原油8月限終値は57.34ドル、1.09ドル高

独立記念日の休場を控えて、前日の大幅安の反動が現れた。米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫の取り崩しが続いたことは支援要因だが、原油在庫は市場予想ほど減少しなかった。

米エネルギー情報局週報で、米原油生産量は前週比10万バレル増の日量1220万バレルだった。5月末に日量1240万バレルまで過去最高水準を更新した後は高止まりしている。製油所稼働率は94.2%と前週比変わらず。製油所への原油投入量は上向いているが、前年の水準を下回って推移している。ガソリン在庫は十分に確保されており、需要期だが積極的に生産する必要性が乏しい。

6月の米ISM非製造業景気指数は55.1まで低下し、2017年7月以来の低水準となった。製造業の景況感低下が続くなかで非製造業も圧迫されている。ただ、推移は弱いが水準的には堅調さを残している。6月の米ADP雇用者数は前月比10.2万人増となり、伸びが大幅に鈍化した前回の同4.1万人増から回復した。

S&P500やダウ平均など主要な米株価指数が過去最高値を更新したことは支援要因。米中貿易摩擦を背景とした景気減速懸念はあるものの、米利下げ観測によって上昇トレンドが維持されている。


ニューヨーク金先物は続伸、金8月限終値は1420.90ドル、12.90ドル高

金は景気の先行き懸念などを受けて堅調となった。また米連邦準備理事会の利下げ観測を受けて米10年債利回りは2年8カ月ぶりの低水準となった。日中取引では、全米雇用報告や米ISM非製造業総合指数が弱い内容となり、ドル安に振れたことが支援要因となったが、独立記念日の祝日を控えるなか、株価の史上最高値更新に上値を抑えられた。