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7月25日

投資被害について

ニューヨークダウ79ドル安、ボーイング決算が重石

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は79.22ドル安の27269.97、ナスダックは70.10ポイント高の8321.50で取引を終了した。朝方は複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行。ダウは終日軟調推移となったが、25日の欧州中央銀行理事会や来週の連邦公開市場委員会での金融緩和への期待から、S&P500及びナスダック総合指数は上昇に転じ、過去最高値を更新。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円16銭で引けた

予想を下回った米国の6月新築住宅販売件数やマークイット7月製造業購買担当者景気指数速報値を嫌いドル売りが優勢となった。ただ、ユーロ安・ドル高が進行していることから、ドル・円の取引でもドル買いの興味が多少残されていたようだ。


ニューヨーク原油先物9月限は反落、原油9月限終値は55.88ドル、0.89ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫は6週連続で減少し、6月初めにかけて積み上がった在庫の取り崩しが続いたが、買いは一時的で次第に売りに押された。25日の欧州中央銀行理事会や、26日の4-6月期の米国内総生産・速報値の発表を控えて、ポジション調整が主体だった。

欧州中央銀行理事会では利下げや資産購入の再開について明確な示唆があると想定されている。物価の伸びは弱く、景気回復見通しが曇っていることから、欧州中央銀行は金融政策の正常化をいったん諦め、景気刺激策を再び模索することになる。2007年の世界金融危機以降、欧州経済は金融政策を正常化できるだけ回復していない。金融緩和再開は歴史的な転換点であり、注目度が非常に高い。

米エネルギー情報局週報には熱帯性暴風雨バリーの影響が前週分に続き現れていた。原油生産量は前週比70万バレル減の日量1130万バレル。製油所稼働率は前週比1.3%減の 93.1%だった。海上油田や製油所の一時閉鎖が背景。一方で、石油製品需要は前週比127.7万バレル増の日量2158万3000バレルと堅調だった。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1423.60ドル、1.90ドル高

米連邦準備理事会の利下げ見通しなどを背景に押し目買いが入った。独製造業購買担当者景気指数が7年ぶりの低水準となった。また米製造業購買担当者景気指数速報値が2009年9月以来の低水準となり、米新築一戸建て住宅販売は予想以下となった。