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8月7日

投資被害について

ニューヨークダウ311ドル高、米中貿易摩擦への懸念後退

米国株式相場は上昇

ダウ平均は311.78ドル高の26029.52、ナスダックは107.23ポイント高の7833.27で取引を終了した。中国人民銀行が為替操作を否定、人民元売買の基準値を元高に設定したことから米中貿易摩擦の懸念が後退し、買いが先行。クドロー国家経済会議議長が中国側による9月の訪米を想定していると発言し、米中交渉の継続期待から堅調推移となった。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は上げ渋り、106円46銭で引けた

中国人民元が対ドル下げ止まったため、米中貿易、通貨戦争激化に対する警戒感が低下し、リスク選好的なドル買いが優勢となった。リスク回避の円買いも一段落した。


ニューヨーク原油先物9月限は続落、原油9月限終値は53.63ドル、1.06ドル安

先週、米国が対中関税の引き上げを発表したことに続き、中国を為替操作国に認定したことで米中貿易戦争が一段と悪化するとの懸念が強まった。世界的な景気減速とともに石油需要の下振れが警戒されている。

米国は為替操作国の認定に伴う制裁措置を今のところ発表していないが、トランプ米大統領は2016年の米大統領選で、中国を為替操作国に指定して45%の関税を課すと述べている。米国、中国双方の景気は減速しており、石油消費大国の需要下振れ懸念は根強い。両国の石油需要は世界全体の3割超を占める。

中国人民銀行が人民元の中心レートを通じて節目の7元付近で元安・ドル高を抑制するような態度を見せたこともあって、米中貿易戦争の悪化が中国側の譲歩によって抑止されるとの期待感が台頭した。ただ、米株式市場は反発して引けたほか、リスク回避の円買いは緩んだものの、原油市場の上値は重かった。


ニューヨーク金先物12月限は続伸、金12月限終値は1484.20ドル、7.70ドル高

米国が中国を為替操作国に認定し、貿易戦争の激化に対する懸念が支援要因となった。中国人民銀行が7人民元以下とし、ドル安が一服したが、米連邦準備理事会の追加利下げ観測からドル安が再開し、金の押し目は買われた。